スマホのカーナビアプリが普及し、カーナビも選択肢が非常に充実してきました。
最近はカーナビを装着しないと車のステータスや設定が出来ないケースもあります。
今回はいろいろな車で試してみたメーカー純正カーナビの使い勝手を検証してみました。
純正カーナビの実力を比較してみました
試乗やロングドライブを通じて実際に触ってみたメーカー純正カーナビゲーションの一覧です。
・トヨタ純正 T-connectナビ
・フォルクスワーゲン純正 Discover Pro(ゴルフTDI搭載のタイプ)
・マツダ純正 マツダコネクト(CX-30)
・BMW純正 iDriveナビゲーション(新型3シリーズ以降に採用されているもの)
・Audi純正 MMIナビ(A3やQ2に搭載のタイプ)
・ボルボ純正 HDDナビ(V40搭載のタイプ)
これらの純正ナビゲーションから使いやすさやルート案内の賢さ、見やすさについて比較してみます。
この他、純正カーナビの補助というかルート案内にメインで使用していたパナソニックのポータブルナビ(PND) ゴリラやルート案内にはgoogle map、Yahooカーナビも比較に加えてみます。
カーナビ 使いやすさを比較
1位:フォルクスワーゲン純正 Discover Pro
2位:トヨタ純正 T-connectナビ
2位:パナソニック ゴリラ
4位:ボルボ純正 HDDナビ
5位:BMW純正 iDriveナビゲーション
6位:Audi純正 MMIナビ
輸入車にしては珍しいタッチパネル式のナビゲーションであるフォルクスワーゲン純正 Discover Proは最も使い勝手に優れていました。
4位のボルボ純正 HDDナビまではマニュアルを熟読しなくても感覚的に使い方がわかりましたが、5位以降のBMWとAudiについてはマニュアル無しでは満足に使えません。
読まないのが悪いといえばそれまですですが、直感的でないのは明らかにマイナスです。特にAudiはさっぱりわかりませんでした。
カーナビ 表示内容を比較
1位:パナソニック ゴリラ
2位:トヨタ純正 T-connectナビ
3位:ボルボ純正 HDDナビ
4位:フォルクスワーゲン純正 Discover Pro
1位のパナソニック ゴリラと2位のトヨタ純正 T-connectナビまでは分岐ポイントでの立体表示による案内があります。
4位のフォルクスワーゲン純正 Discover Proになると道幅が細い道路が割愛されていて目的地の特定に苦労させられます。
下がDiscover Proでゼンリンをやめたgoogle mapにも劣る状態です。
他にも表示について気になる点をまとめると…
輸入車は2画面表示に対応していないものが多いです。(VWやAudiならカーナビとバーチャルコクピットで使い分けが可能)
高速道路モードでインターチェンジやサービスエリア、パーキングエリアの情報が3つ先まで表示されていますが、さらにその先の情報を見れるものが限られます。
これはパナソニックのゴリラの高速道路モードです。
画面中央上のSA/PAボタンを押すと一発で切替できスライドバーもあり、表示や使い勝手でベストでした。
カーナビ ルート案内の賢しさを比較
1位:トヨタ純正 T-connectナビ
1位:パナソニック ゴリラ
1位:マツダ純正 マツダコネクト
1位:BMW純正 iDriveナビゲーション
4位:Yahoo!カーナビ
5位:ボルボ純正 HDDナビ
5位:フォルクスワーゲン純正 Discover Pro
5位:TCスマホナビ
6位:Google map
Audi純正 MMIナビは未検証でした
ルート検索は使用している地図データで結果が分かれる?
カーナビの最大の目的であるルート検索は、実際に使い比べてみるとかなり結果に差が出てきます。
これは使用している地図データやアルゴリズムによるものですね。
地図データはゼンリンとインクリメントPが有名です。
ゼンリンは2019年3月までグーグルに地図データを提供していたのは有名ですね。
トヨタ、日産、ホンダの純正ナビゲーションの他、アルパインやパナソニック、ナビタイムに地図を提供しています。
インクリメントPは「カロッツェリア」ブランドで有名だったパイオニアの子会社としてスタートしています。
パイオニア、ケンウッド、三菱電機(ボルボV40純正)のカーナビゲーション他、最近ではAppleのiPhoneへ地図データを提供しています。
この大手2社のどちらの地図データを使用しているかによってルート設定のアルゴリズムも傾向が分かれてきます。
個人的に比較してみた経験でいえば、ルート設定はゼンリンの方が実走行において優れていると思います。
というのもインクリメントPを使っているカーナビ(地図)全般なのですが、「距離が短い方を優先する」という傾向があります。
高速道路を利用して目的地まで一般道を最小にするとほぼ関係ないのですが、一般道を主体に走ろうとすると国道より距離の短い府道や県道をルート案内します。
この結果、アベレージスピードの遅い山越えの道を走らされたり、離合が困難な狭い道を案内されることがあります。
夜中に走ると動物たちが出没するようなやっかいな道をガイドされることもありました。
一般的には郊外では国道の方がアベレージスピードが高くなります。
しかしインクリメントPのWEBサービスであるMAPFANのサイトの設定を見ると、国道とそれ以外の道でアベレージスピードを設定する項目がありません。
それが、ルート検索に反映できない仕組みのようなので、計算上距離の短い府道や県道を案内します。
このため、昼間はともかく夜間での走行になると到着時間がデタラメになります。
これは、自分が何度も走って経験から最適ルートをわかっているケースで、インクリメントPとゼンリンでルート検索してみた結果、どちらが最適ルートに近い道を示すか比較するとすぐにわかります。
事例として大阪から京都の福知山、宮津経由で丹後半島西側の葛浜(かずらのはま)に向かった時のシュチュエーションです。
ここから先はローカルすぎるので流してもらって結構です(笑)
最もダメな例
ゼンリンの地図をやめたGoogle mapです。
173号線から9号線に直接合流ではなく県道710号線を走らされます。
山道の曲率の大きい道、鹿やその他の小動物が道路を横切るような道があり、平均速度20kmで走る区間が多数ありました。
夜走るにはとんでもない道です。
福知山から宮津方面も国道175号線から178号線を走るのが正解ですが、山越えの道を走らされ平均速度がかなり落ちます。
なのでGooglemapが提示している3時間47分はデタラメです。
県道・府道が山道なので、昼間であってもアベレージスピードが上がらないので、このルートで4時間切りはあり得ません。
ダメな例
インクリメントPを使っているほとんどのナビがこのルートを示します。
福知山まではOKだが、福知山から宮津方面は不正解。
マピオンの5時間46分は妥当です。
実際には173号線は道端も広く一部に
正解といえるルート案内
ゼンリンを使っているYahoo!カーナビです。
到着地点を葛浜の少し北にある夕日ヶ浦海水浴場に動かすと国道312号線ではなく丹後鉄道沿いの県道と国道を通るルートに変わります。
パーフェクトでした!
あと天橋立から大阪にもどるルートも上に示したルートの逆になり、インクリメントPは宮津から真南に南下する府道を示していますが国道178号線の方が早くて走りやすいです。
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カーナビ おすすめ ルート検索で優れているものはどれ? まとめ
純正ナビゲーションを比較してみた結果をお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか?
ナビゲーションが誰でも手にすることが出来るようになってずいぶん月日が経ちましたが、今だ様々な問題を抱えているのが現状です。
使い勝手や表示については我慢すれば済むことですが、おかしなルート案内は時間や余計なリスクを背負うことになり出来れば回避したいものです。
その中で、使いやすさとルート案内の賢しさではトヨタのT-Connectナビが最も優秀といえそうです。
おそらく今回比較したナビゲーションで最も出回っているタイプだと思うのでトヨタ以外のオーナーでないとピンとこないかもしれませんね。
新しいナビゲーションを試す機会があれば、自分が経験から理想とするルートを案内してくれるかチェックしてみることをおススメします。
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