スバル(SUBARU) 新型レガシィに搭載される水平対向エンジンやEyeSightなど特徴を紹介

2019年2月に開催された北米のシカゴオートショーで新型レガシィが発表されました。

初代レガシィがデビューして30年目にあたる2019年に発売されるレガシィはどんな進化をとげたのでしょうか?

ここでは新型レガシィの特徴や搭載される最新の水平対向エンジン、EyeSightを解説します。

スバル(SUBARU) 7代目となる新型レガシィ

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引用:https://m.subaru.ca/

初代レガシィが1989年にデビューして30年目となる2019年に7代目レガシィが登場します。

スバルで初めて採用されるものが目白押しで、フラッグシップモデルとして今回の新型も気合の入った内容となっています。

7代目レガシィの特徴

・SGP(スバルグローバルプラットフォーム)の採用
・インナーフレーム構造の採用
・水平対向4気筒直噴ターボエンジンの採用
・改良型リニアトロニック
・EyeSightに車線中央維持制御・先行車追従操舵制御を追加
・ドライバーモニタリングシステムの採用
・11.6インチ縦型ディスプレイ
・ナッパレザーの採用※
・シートベンチレーション※
・運転席座面長の調整機構※
・PTCヒーター(エンジンの熱を使わない)の採用※

※上級グレードに装備

 

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引用:https://www.subaru.jp/impreza/impreza/driving/platform.html

個人的にはスバル初となるインナーフレーム構造の採用に注目しています。

ボディの組み立てでは、従来、車台にドア周りのサイドパネルや屋根を直接溶接していたものを、まず車台に骨格となるインナーフレーム(骨組み)を溶接してからフェンダーなど外板を溶接するしくみに切り替えました。

これによりサイドパネルと車台をつなぐ補強が不要になり、軽量化とボディ剛性の強化につながっています。

このインナーフレーム構造はスバル車では初の試みとなります。

SGPを採用したインプレッサでもボディ剛性の高さを感じられていましたが、さらに強化されることで乗り心地の向上や動的質感のアップにつながるため、新型レガシィがどんな走行フィールになるのか楽しみです。

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引用:https://m.subaru.ca/

7代目レガシィのスペック

全長:4840mm
全幅:1840mm
全高:1500mm
ホイールベース:2750mm
最低地上高:150mm
燃料タンク容量:70L
トランスミション:CVT(リニアトロニック)
駆動方式:AWD
タイヤサイズ:225/55R17、225/50R18

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引用:https://m.subaru.ca/

スバル(SUBARU) 新型レガシィに搭載される水平対向エンジン

スバル伝統の水平対向エンジンは、左右対称に向き合ったピストンが水平方向に往復する様がパンチを繰り出すボクサーに似ていることからボクサーエンジンとも呼ばれています。

水平対向エンジンは直列エンジンと比べて振動が少なく、コンパクトで低重心であることが最大の利点です。

低重心エンジンの恩恵は二つあります。

一つは車の部品で最も重いエンジンの搭載位置を下げられることで車が安定し高い運動性能を獲得できることです。

車高の高いアウトバックやフォレスターの高い運動性能はこの恩恵から来ています。

そして、もう一つは衝突時にエンジンがキャビンの下に潜り込む形で押し出されるため乗員保護につながることです。

単に個性を出すために水平対向エンジンを採用しているのではなく、車作りを追求した結果の選択であり、スバルは50年以上前から水平対向エンジンにこだわり続けています。

ちなみに水平対向エンジンは古くはフォルクスワーゲンやアルファロメオが採用していましたが、今ではポルシェとスバルだけとなりました。

理由はシリンダーヘッドなどエンジン部品を分割しなければならずコストや手間がかかることや、他の直列エンジンとはパワートレインが共用出来ないことなどがあります。

このためトヨタと提携したスバルですが、なかなか共同開発が出来ないジレンマをかかえています。

その水平対向エンジンですが今回、シカゴオートショーで発表されたレガシィには2種類がラインナップされています。

一つは2.5L 4気筒DOHC直噴エンジン(FB25)、そしてあらたに2.4L 4気筒直噴ターボエンジン(FA24)が加わりました。
24L4-cylinder

引用:https://m.subaru.ca/

FA24型水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジン
排気量:2387cc
ボアストローク:94×86mm
出力:260hp (5600rpm)
最大トルク:375.6Nm (2000-4800rpm)

 

このエンジンは北米専売モデルのアセント(Ascent)に採用されているものになります。

アセントより車重の軽いレガシィであれば、かなりパフォーマンスが期待できそうです。
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引用:https://m.subaru.ca/

ただ、2.4L直噴ターボエンジンは3.6L 6気筒エンジンの置き換えとなります。

3.6L 6気筒エンジンは日本では先代のアウトバック(BR)に搭載されていたのですが、現行型ではラインナップから外れてしまいました。

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引用:https://www.subaru.jp/accessory/catalog/pdf/Legacy_Acc_bmbr.pdf

北米では現行型にも設定されていたのですが、それもついに無くなってしまったようで、おそらく新型アウトバックも同様のエンジンラインナップとなりそうです。

これで水平対向6気筒エンジンはスバルのラインナップから姿を消してしまうことになり、なんとも残念ですね~。

 

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スバル(SUBARU) 新型レガシィに搭載されるEyeSight

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引用:https://m.subaru.ca/

日本ではもちろん、アメリカでも高い評価を受けているスバルの予防安全支援システム「EyeSight」。

今ではスバルの代名詞にまでなっている「EyeSight」ですが、これはライバル各社より遥か以前から地道な開発を続けてきた結果でもあります。

スバルはステレオカメラを使った安全支援システムを20年も前から商品化しています。

現在の「EyeSight」はプリクラッシュブレーキ、後退時自動ブレーキシステム、AT誤発進抑制制御、アクティブレーンキープ全車速追従機能付クルーズコントロール、後方警戒支援システム、ハイビームアシストなど非常に多機能です。

「EyeSight」搭載車は追突事故発生率が非搭載車に比べて84%も減少しており、確実に事故を減らす効果があることが実証されています。

この「EyeSight」はレヴォーグやWRX S4、フォレスターに搭載させているVersion3が最新となります。

最新のVersion3(3.5という説もあります)の最大の特徴は車線中央維持制御と先行車追従操舵制御が追加されたことであり、ツーリングアシストに対応したことになります。

この機能が北米モデルの新型レガシィにも初めて搭載されることになりました。

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引用:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/safety/safety2_1.html

スバルの車線中央維持制御は、ラインの認識精度が高くライバル各車に対してもカーブでの追従性能が優れています。

また、先行車の追従制御でもカラーカメラにより先行車のブレーキランプを認識している点はライバルに対してアドバンテージとなります。

 

さらに、フォレスターで初めて採用されたドライバーモニタリングシステムも搭載されます。

EyeSightのシステムがドライバーの顔を認識し、目が閉じられたり顔が正面を向いていないと判断されれば警告表示と警報音を出してドライバーに注意をうながします。

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引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/safety/safety2_3.html

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引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/safety/safety2_3.html

 
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スバル(SUBARU) 新型レガシィに搭載される水平対向エンジンとEyeSight まとめ

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引用:https://m.subaru.ca/

レガシィは北米では日本市場の何十倍も売れているモデルであり、今回のモデルチェンジでも北米のニーズが盛り込まれた形となっています。

わずかではありますが、全長が40mm伸びて4840mmとなりボディサイズを拡大してきましたね~

ただ全幅は1840㎜と維持されていたのが救いです。

さすがに1850mmになると対応していない立体駐車場も多くあり、日本での使い勝手が厳しくなります。

ただ、トレッドを広げてポルシェのように排気管をエンジンの外周に配置して徹底的に低重心を追求したモデルも見てみたいものです。

ところでレガシィファンの注目は、日本で2.4L直噴ターボが導入されるかでしょうね。

現状、日本仕様(レガシィB4)ではアウトバックも含めてエンジンの選択肢がありませんので、まだ発表されていない次期アウトバックも含めてエンジンラインナップが気になるところです。

また、北米モデルにもついにツーリングアシストが導入されました。

日本では「ツーリングアシストがレガシィにも追加されたか~」といった感覚かもしれませんが、国土が広く都市間が離れているアメリカでは5~6時間の移動は珍しくなく、ツーリングアシストの恩恵は日本のドライバーの比ではないでしょう。

内装(インパネ)は、日本未発売のアセントに準じたものですが、最近はやり?の縦型ディスプレイをスバルも採用してきました。

これだとエアコン吹き出し口が縦方向に配置されるため、どこも似たインパネになってしまいますね。

タン色のナッパレザーのシートが国産車らしからぬいい雰囲気で個人的にお気に入りです。

リニアトロニック スバルのCVTは何がすごいのか?スバリスト必見です!

2019年3月28日
キャッチ画像引用:https://m.subaru.ca/

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