すっかり販売台数ランキング上位の常連となった日産ノート。
ノートの躍進のカギとなったのは、e-POWERというパワートレインですが、それだけではありません。
手ごろなサイズや使い勝手も併せ持たなければ、ここまで台数が増えることもなかったのではないでしょうか?
そこでノートの様々なサイズを通じて使い勝手の検証やライバルと比較してみました。
ノートのサイズを検証
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/
まずは日産ノートについていろいろとデータを紹介していきます。
幅広いラインナップ
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/
サイズを検証する前にノートのラインナップをご存知ですか?
ノートのパワートレインには、e-POWERというシリーズハイブリッド※と一般的な1.2Lガソリンエンジンがあります。
また、それぞれ2WD(前輪駆動)と4WDが選択できるようになっています。
さらに外装をアレンジした特装車の「シーギア」や「AUTECH」、さらには「NISMO」もあり、実に様々なグレードが存在しています。
車内寸法でグレード間の差はありませんが、それ以外の数値では仕様によって数値が異なる点があります。
では具体的にみていきましょう。
※・・・モーターのみで走行しエンジンはバッテリーへの充電専用とするタイプ
車体寸法
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/
■ e-POWER
全長 4100mm
全幅 1695mm
全高 1520mm
ホイールベース 2600mm
トレッド 前 1480mm
トレッド 後 1485mm
最低地上高 130mm~135mm
■ 1.2Lガソリンエンジン
全長 4100mm
全幅 1695mm
全高 1525mm
ホイールベース 2600mm
トレッド 前 1480mm
トレッド 後 1485mm
最低地上高 150mm~155mm
ノートの車体寸法は5ナンバーサイズの扱いやすい大きさで、立体駐車場も問題なく利用できます。
全長、ホイールベースはこのクラス最長の長さを誇ります。
e-POWERはガソリンエンジン車に比べて最低地上高が20mm低くなっていますが、座面の高さは1.2Lガソリンエンジンモデルとほぼ同じです。
リアのバックドアの形状は立っているため車両感覚もつかみやすいでしょう。
車内寸法
室内長 2065mm
室内幅 1390mm
室内高 1255mm
室内高が高いため解放感のある室内です。
アクアなど他のライバルと同様に前方の見切りはいいとはいえませんが、アイポイントがやや高めで運転が楽です。
また全周にわたって視界も優れており、運転席から斜め後方も見やすくなっています。
ステアリンク(ハンドル)はD型の下端がカットされた形状になっています。
カップホルダーは各座席用に用意されていますが、室内の小物入れのスペースは物足りなさを感じます。
長いホイールベースのおかげで、後席足元はスペースに余裕があり身長180cmの大人の男性でもゆったり座れます。
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/
ラゲッジスペースのサイズ
幅 950mm
奥行き 620mm
高さ 700mm
ラゲッジスペースはフィットより若干小さいものの、アクアやデミオより広いです。
ただ、ホイールハウスの張り出しが大きいのが残念で、大きなものは収納時に工夫を強いられることもあるでしょう。
また、後席のシートバックを倒すとこのような段差が生じます。
これを解消するにはディーラーオプションの「マルチラゲッジボード」が必要になってきます。
http://www.nissan.co.jp/SP/NOTE/VLP/OPTION/option_all.html
重量やその他のデータ
車両総重量
・e-POWER 1465kg~1585kg
・1.2L 1305kg~1385kg
最小回転半径
・e-POWER 5.2m
・1.2L 4.7m/5.2m
タイヤサイズ
・e-POWER 185/65R15
・1.2L 185/70R14
e-POWERモデルの最大の泣き所は最小回転半径が5.2mと、このコンパクトクラス(Bセグメント)ではもっとも小回りが利かないことです。
上のクラス(Cセグメント)であるプリウスやインプレッサとほぼ同等の回転半径となっています。
また、さすがにバッテリーとモーターを搭載しているため車両総重量が1500kg前後と、このクラスでは最も重く、この点でもプリウス級です。
ただし、1.2Lガソリンエンジンモデルについては最小回転半径も重量も平均的な数値に収まっています。
スポンサードリンク
ノートの各サイズをライバルと比較してみた
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/
ノートe-POWERのライバルである、アクアやフィットのハイブリッド車、デミオディーゼルエンジン車と各サイズを比較してみます。
全長やホイールベースはノートが最も大きなサイズとなっています。
それでもアクアやフィットと乗り比べて、車体の大きさを特に意識させられることはありませんでした。
ただ、前述しているようにノートe-POWERについては最小回転半径が大きいので駐車場での取り回しやUターンで差が付きます。
運転に自信がない人やギリギリまで車を寄せる必要がある人には日産自慢のアラウンドビューモニターが用意されています。
単に真上からの画像を表示するだけでなく、車の周囲の人や自転車といった移動物を検知し警報を出す機能も持っています。
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/option.html#mop
室内空間は室内寸法の数値にかかわらずノートはフィットに次いで広々としており後席足元スペースにも余裕があるのに対して、アクアとデミオはややタイトな印象があり後席足元スペースはきびしく身長180cmくらいの大人の男性には辛いでしょう。
ちなみに室内空間の大きさに比例するかのように乗り心地はノートとフィットがなめらか(スポーツグレードを除く)なのに対して、アクアやデミオはやや引き締まった印象です。
感覚的にはノートはこの4車の中で一番ヒップポイントが高く、高い室内高もあって乗り降りで腰を落とす量も少ないのがうれしいですね。
スポンサードリンク
ノートのサイズを徹底検証! まとめ
日産ノートのサイズについていろいろとみてきましたが、いかがでしょうか?
このBセグメントは、毎日の生活において実用本位の道具として扱わる側面も大きいことから、サイズや使い勝手は重要です。
その点、ノートはライバルと比較しても広い室内空間を持っており、どなたでも満足出来ることでしょう。
個人的には、ノートを選ぶならやはりe-POWERを絶対おススメします。
ノートe-POWERは、アクアやフィットのようなガソリンエンジンとモーターを併用するハイブリッドとは異なり、モーターのみで走行するためアクセル操作のレスポンスやトルクが明確に違います。
ひとたび、これに慣れてしまうと他の車には戻れないかもしれないほどの出来です。
シリーズハイブリッドとはいえ、純粋にモーター駆動による走行がお手軽な価格で手にすることができるのが大きな魅力ですね。
電気自動車やハイブリッド車に興味を持った人なら一度は体験してみてくださいね。
ところで日産が他社に先駆けてこのような仕組みをいちはやくコンパクトカーに導入できたのは、電気自動車のリーフで培った技術やモーターを転用することで開発費や部品コストを抑えることが出来たいことが大きいです。
シリーズハイブリッドやそれより高度な「高速走行時にエンジンを直結する技術」はホンダや三菱でも製品化しているのですが、日産は積極的な広告戦略が身を結び、電気自動車=日産の車というイメージを消費者に植え付けることに成功しています。
逆にe-POWERを選ばないなら、あえてノートを選ぶ理由は乏しいのですが、それでもノートの販売は好調です。
それには日産の事情も大きく関係があります。
日産は売上に占める国内市場の割合が縮小する一方で、これが原因なのか国内に新型モデルがなかなか投入されない状態が続いています。
その結果、大きなクルマからダウンサイジングを希望する人やマーチやティーダなど販売終了モデルやデビューして時間が経過しているモデルの受け皿をノートが一手に引き受けています。
あと、ノートはグレードによって内装の質感が大きく変わってきますので、お目当てのグレードの仕様はしっかりチェックしておきましょう。
キャッチ画像引用:http://www.nissan.co.jp/SP/NOTE/
ディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
手っ取り早く一番高く買い取ってくれる
買取業者を見つけてください!!最大10社の大手買取会社が、
競って値段をつけてくれますよ私も23万キロも走行した愛車を
30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
買取業者が70万円で
買い取られることもあります。