手ごろなサイズのクロスオーバーSUVとして人気のスバルXVですが、2019年秋にマイナーチェンジを実施します。
マイナーチェンジの内容のご紹介やあらためて1.6Lモデルを試乗して評価してみた内容をまとめています。
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スバルXVのマイナーチェンジ
引用:https://www.netcarshow.com
2019年9月28日よりスバルXVのマイナーチェンジが実施されます。
エンジンラインナップの見直しと機能の追加がメインの内容になっています。
一部で噂されていたプラグインハイブリッドのクロストレックの導入は残念ながらありません(笑)
ということで各内容を見ていきましょう。
ツーリングアシストの標準装備
レヴォーグやフォレスターで好評のツーリングアシストがついにインプレッサやXVにも装備されます。
これを待っていた人は多いのではないでしょうか?
カーブにもなめらかに対応する車線中央維持機能が売りで、道路の白線をカメラで認識して前走車に追従します。
トヨタに次世代セーフティセンスに含まれるレーンキープアシストと異なり片側の車線でも認識できるのが強みです。
2.0Lガソリンエンジンモデルの廃止
引用:https://www.subaru.jp/xv/xv/driving/engine.html
これによりXVのエンジンラインナップは1.6Lガソリンエンジンと2.0Lガソリンエンジン+モーターのe-BOXERのみとなります。
e-BOXERを選択するユーザーが多く2.0Lガソリンエンジンモデルは中途半端感があったのかもしれませんね。
これに伴いe-BOXERのAdvanceは3つのグレードが設定されますが、1.6Lについては従来通り2グレードとなります。
アダプティブドライビングビームの設定
今ではすっかり普及したオートハイビーム(対向車を検出したときロービームに切り替わる)の発展型となります。
フォレスターに設定されていたもので、今回のマイナーチェンジでXVの一部のグレードにも設定されます。
ヘッドライトの点灯時、基本はハイビームですが前走車や対向車にあたる部分を遮光してくれます。
毎日夜間走行をするドライバーなら、安全面でとても大きなアドバンテージとなるでしょう。
フロントビューモニタの設定
フロントバンパー部にある広角カメラで、運転席からでは死角となるエリアの画像をモニタできます。
脇道から進入しようとしたとき、左右から迫ってくる車両や自転車、歩行者をいち早く発見できるので出会い頭の事故の未然に防ぐことが出来ますね。
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スバルXVの1.6Lモデルに試乗して評価してみました
マイナーチェンジ後も1.6Lエンジンモデルはラインナップされることもあり、今回スバルXV1.6i-L EyeSightを試乗してみました。
インプレッサの1.6Lモデルは過去に試乗したことがありましたが、XVではどんな印象なのか気になってたんです。
ただ幹線道路を流しても意味がないので、営業さんの御厚意でワインディングや坂道を含む約30分ほどの試乗となりました。
ここからはカローラスポーツやプリウス乗りの立場からみた感想となりますので御了承ください。
インプレッサの派生モデルではありますが、車高とのバランスがとれていて数あるクロスオーバーモデルの中でもエクステリアは個人的に好みです。
最低地上高200mmはなんちゃってSUVとは次元の違う走破性を持っています。ここはスバルの良心ですね。
インプレッサ同様、デザインと居住空間が両立していると思います。
オーバーフェンダーの形状はデザインなのかそれとも計算されたものなんでしょうか?
前から思っていたのですが、インパネのデザインって何となく5代目レガシィを思い起こさせます。
この画像はハイブリッドのAdvanceのものです。
プリウスやカローラから乗り換えても違和感なく操作性も良好です。
トヨタと違って運転モードの切り替えがステアリングのスイッチで操作できるのはいいですね!
国産のCセグメントのハッチバックスタイルの中ではセンターコンソールの幅が最も広く感じます。
個人的にテカテカのピアノブラックがほとんど使用されていないの点がうれしいところ。
ドアハンドルがメッキ塗装って意外に少ないんです。
ダッシュボードからドアパネルにかけて複雑な面構成になっています。
これまた、Cセグメントのハッチバックではトップクラスの左後方視界です。0次安全といいい真面目なメーカーの証です。
さらに広大な後席足元空間が確保されており、誰が乗っても快適でしょう。
XVよりホイールベースが30mm長いプリウスより広いですね~
ラゲッジスペースもCセグメントのハッチバッグで随一のサイズでVDA方式で385Lあります。
では、運転席に座ってシートを調整し、エンジンをかけてみます。
アイドリング時の遮音性が高く、かなり静かな部類に入るでしょう。動き出しでも同じ印象です。
スペックが最高出力115psにトルク148Nm、さらにインプレッサより100kg以上重いので出足を心配していましたが、幹線道路の流れに乗るべくアクセルを踏み込んでみると軽さを感じさせる加速で60km/hまであっさり到達します。
ストップ/ゴーを繰り返してみて、1.6Lの排気量でも街中では全く問題ないことがわかりました。
それとインプレッサやカローラスポーツよりも高いアイポイントも街中では運転しやすいですね~
こういう恩恵は車高の高いSUVの数少ない利点でもあります。
乗り心地は見た目に反して軽快ですが、高い剛性感がありシャシーの良さが伝わってきます。
突き上げも皆無です。
車高の高さから心配されるロールですが、おそらくインプレッサと乗り比べないとわからない程度に抑えられています。
やや下り坂のカーブを曲がって不安になることはなく、他のハッチバックモデルとほぼ対等のコーナリングが楽しめました。
低重心の恩恵もあり個人的にはアンダーとか癖は感じられません。
そして緩やかな登りにさしかかると、回転が上がるにつれてエンジン音が耳に伝わってきますがしっかり車速がのっていきます。
さすがに余裕はありませんが、決して「登らない~」ということはなくプリウスなどハイブリッド車に乗っている人なら不満が出ることはないでしょうね。
結局2.0Lとの差を体感できるのは限られたシーンであり、日常使いにおいて1.6Lで不足がないことを実感しました。
ただ、ノンターボにしては健闘していると思いますがパワフル感に乏しく、大多数のスバリストの人達には物足りない存在だと思います。
1.6Lは他社からの乗り換え用という位置づけなのかもしれませんね。
ちなみによくスバルのCVT(リニアトロニック)の音を問題視する人が多いのですが、かなり意識しないと他社のCVTとの違いはわからないのではないでしょうか?
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スバルXV マイナーチェンジで何が変わる?1.6Lモデルを評価してみました まとめ
引用:https://www.subaru.jp/xv/xv/design/exterior.html
スバルXVのエクステリアや1.6Lモデルを試乗した感想をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
視界や操縦安定性に優れており絶妙なサイズであるスバルXVは、個人的には数あるクロスオーバーSUVの中でベンチマークといっていい存在だと思っています。
今回試乗した1.6Lノンターボガソリンエンジンはスバルでは昔から存在していましたが、今や国内外でも珍しい存在となってしまいました。
2.0Lはマイナーチェンジで消えてしまいますが、排気量の差ほどパワフルというわけでもなく比較してようやくわかるレベルなので廃止されるのも納得です。
ただ、この1.6Lエンジンは2.0Lと税金が同じなのが、おもしろくないところです。
しかし、1.6Lとe-BOXERの価格差がかなり開きますので、これからは1.6Lを選択する人も増えてくるでしょうね~
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