マツダのコンパクトカー、デミオことマツダ2は他のコンパクトカーにはない魅力を多数かかえています。
その中でも大きな魅力の一つとしてクリーンディーゼルエンジンがありますが、ガソリンエンジンだって負けない実力を持っています。
マツダ2を検討するならどっちのエンジンにすべきか、特徴や選定のポイントをお伝えしています。
マツダ2(デミオ) ディーゼルとガソリン デミオの魅力をおさらい
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/
マツダ2を気になっているあなたは、車のことをよくわかっていますね~(笑)
マツダ2(デミオ)が属するこのBセグメントのコンパクトカーは日産ノートやホンダフィットのように、車を道具としてみた場合に実用性の高いモデルが売れ筋となっています。
確かに室内空間が広いに越したことはありませんが、マツダ2が目指しているのはそこではありません。
マツダの各モデルにも共通するデザインルールである魂動デザインを採用し、コンパクトカーでありながら生活感を打ち消すスマートな塊感のあるプロポーションを持っています。
また、個人的に最も惹かれる点としてコンパクトカーの常識を打ち破る上質な内装(インテリア)の仕上がりです。
このクラスでは国内のライバルはもちろん、輸入車でもデミオの内装レベルに太刀打ちできる車は存在しません。
マツダ2(デミオ)のためだけに存在する1.5LクリーンディーゼルエンジンやG-ベクタリング技術、4WD技術、ヘッドアップディスプレイなどコンパクトカーであっても手を抜かないマツダの姿勢には拍手を贈りたいですね。
また走る楽しみを重視したいドライバーのために15MBというスポーツ走行専用のエンジンを搭載したモデルもラインナップされています。
マツダ2(デミオ)のここ最近の世界販売台数は約15万台で、そのうち3割以上が日本で売れています。
マツダ2(デミオ)にとって日本が最大のマーケットにもかかわらず、ライバル車には追従せず独自の路線を貫き通しています。
人とは違う自分でありたいと思っている車好きの人には、きっと魅力的な1台でしょう。
マツダ2(デミオ)のラインナップ
ディーゼルエンジンは頑丈な造りに様々なセンサーが使われており、ガソリンエンジンに比べて高価となります。
1.5Lガソリンエンジン 139~201万円
1.5Lディーゼルターボエンジン 181~227万円
マツダ2(デミオ) ディーゼルとガソリン 燃費の比較
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/
マツダ2(デミオ)のエンジンラインナップでクリーンディーゼルエンジンに魅力を感じている人なら、一番気になるのが燃費など燃料コストでしょう。
ハイブリッド車を持たないデミオにとって、ライバルのエコカーに対抗するのがクリーンディーゼルエンジンを搭載した「XD」になります。
マツダ2(デミオ)は2018年のマイナーチェンジでガソリンエンジンのラインナップから、1.3Lを廃止しすべて1.5Lに統一しています。
これはストップ&ゴーの多い市街地での走行フィール(アクセルレスポンスなど)の改善や実用燃費の向上を目的としたものです。
排気量アップを果たしているものの車両本体価格は据え置きなのはうれしいニュースでした。
では、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの燃費を比較してみましょう。
いずれも2WDのATモデルのデータになります。
実燃費で20km/Lの大台にのせたディーゼルエンジンはさすがですね。
実際に口コミでもハイブリッドに遜色のない燃料代をマークしたドライバーが数多くおられるようです。
しかし、排気量がアップした新しい1.5Lのガソリンエンジンの実燃費もかなり優秀な数値であり、カタログ燃費達成率にいたってはディーゼルエンジンより優れています。
単純に数値で比較すれば、ディーゼルエンジンに軍配があがりますが、購入価格によるコストパフォーマンスの観点ではガソリンエンジンモデルが優位です。
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マツダ2(デミオ) ディーゼルとガソリン 走りの比較
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マツダ2(デミオ)はエンジンの違いにかかわらず、気持ちよく運転できる設計がなされたコンパクトカーです。
最適なペダル配置や微妙なペダル操作が可能となるオルガンぺダルはその最たるものです。
本来なら設計の制約やコストアップにつながるため他のメーカーではこのクラスには採用していません。
では、エンジンごとに走りの違いをみていきましょう。
ガソリンエンジンモデルは、やはりコンパクトカーらしい軽快な乗り味で、軽さを感じながらキビキビとした走行フィールが味わえます。
ストップ&ゴーの多い街中の走行では発進すれば素早く加速していき、ほとんどドライバーにとって力不足を感じることはないでしょう。
軽いステアリングフィールと相まって車を操るのが楽しくなってきます。
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一方、クリーンディーゼルエンジンモデルに乗ってみると、他のコンパクトカーに比べて軽快感が乏しい代わりにいい意味で重さを感じる走行フィールです。
コンパクトカーでは非常に珍しい乗り味で重厚感からボディ剛性が高くなった印象さえ受けます。
これは直進安定性に大きく貢献しており、高速道路や自動車専用道路など同じ条件の道路を長距離走行したときに、はっきりわかります。
またディーゼルの厚いトルクのおかげで、アクセルはわずかな踏み込み量で済むことからアクセルの操作量もガソリンエンジンに比べて少なくなります。
長時間になるほど運転の疲労度がガソリンエンジンモデルに比べて格段に変わってくるのです。
また勾配のきつい道路でも何ごともなくスルスル登っていくのはディーゼルエンジンの特権ですね。
このクリーンディーゼルエンジンのエンジンの泣きどころは、その重量です。
ただでさえ前後の重量配分が偏りがちなコンパクトカーに重いディーゼルエンジンを搭載しているためトップヘビーとなっています。
車重の増加は安定性にはプラスになるものの、ガソリンエンジン車に比べるとカーブでの旋回能力はどうしても劣ってしまうのです。
このためワインディングロードや峠道を走って楽しいのは、軽さを武器にして軽快に車を操れるガソリンエンジン車になります。
マツダ2(デミオ) ディーゼルとガソリン 選定のポイント
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/
マツダ2(デミオ)に搭載されているエンジンを単純に比較するなら総合的にクリーンディーゼルエンジンが優れています。
テクニカルなコースを攻める!といったスポーツ走行をしない限りは、個人的にもクリーンディーゼルエンジンが一押しです。
しかし、クリーンディーゼルエンジンはすべての人におすすめできるエンジンではありません。
クリーンディーゼルエンジンは、DPF再生というエンジン内の燃焼で発生した煤(すす)を除去する処理が必要です。
具体的には煤が一定量溜まると燃料を吹き付けて燃焼させて煤を除去しています。
これが機能しないと、煤が蓄積し排気効率の低下に始まり燃費の悪化、ひいてはエンジンの不調につながっていきます。
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このDPF再生はドライバーが操作して実行されるのではなく、一定のタイミングで自動で実行されるもので、目安として20km/h以上の速度で20分以上の走行が必要です。
つまりこの条件をクリアできない使い方をされるドライバーにはデミオに限らずクリーンディーゼルエンジンは向いていないのです。
「近所までの買い物や送迎しかしない」というチョイ乗りがメインで20分以内で運転が終了するような使い方をされるドライバーは、迷わずガソリンエンジンを選択すべきです。
また、この使い方だと走行距離も少ないため、いくらディーゼルの燃費がよく軽油のため燃料コストが抑えられるといっても、車両本体価格の差を埋めることは難しいでしょう。
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マツダ2(デミオ) ディーゼルとガソリン まとめ
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/demio/
マツダ2(デミオ)のクリーンディーゼルエンジンとガソリンエンジンに注目して、それぞれの特徴や選定条件をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
マツダ2(デミオ)の武器の一つでもあるクリーンディーゼルエンジンは車の使用スタイルで向き不向きがあり、誰にでもおすすめできるものでありませんがドライバビリティではガソリンエンジンを凌駕しています。
ただ、2018年のマイナーチェンジであえてコストのかかる排気量アップを果たしたガソリンエンジンモデルは、さらに乗りやすく仕上がっていました。
ここは、ご自分のライフスタイルに合わせて選択してくださいね。
クリーンディーゼルエンジンが搭載されたマツダ2(デミオ)は、個人的にも次期マイカー候補として気になる存在でした。
5ナンバーサイズでどんな道でも躊躇なく進入できて取り回しがいいのはコンパクトカー共通の利点ですが、マツダ2(デミオ)は動的質感や内装の質感がこのクラスの中では別格です。
コンパクトカー=移動の道具として片づけることのできない貴重な存在なのです。
トヨタをはじめとするライバルの販売力やブランド力から販売台数で大差を付けられているものの、車の実力は高くドライバーズカーとしてわかっている人が乗る車(笑)でしょう。
ぜひディーラーに出向いて2つのエンジンを乗り比べてみてくださいね。
キャッチ画像引用:https://www.mazda.com/ja/ディーラーに下取りしたらもったいない!!
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