バッテリー残量を気にせず走れる電気自動車ともいえるプリウスPHV。
バッテリーによる走行距離が旧型より2倍の68.2kmに延びたことで一気に実用性が増し、普及が進んでいます。
このプリウスPHVの気になる補助金について、わかりやすく解説しています。
プリウスPHVの補助金 2019年の金額は?
引用:https://toyota.jp/catalog/priusphv_main
プリウスPHVの購入を考えている人にとって、どのくらいの補助金が受け取れる(正確には減税や交付)のか知りたいところですね。
2019年1月現在でプリウスPHVを契約した場合の補助金は以下の通りです。
どのグレードを選択してもざっくり35万円もの補助金の恩恵を受けられるんですね~
さすが環境に優しいクルマはお得です(笑)
ちなみに誤解のないように断っておきますが、この金額は本体価格から割引かれるものではありません。
税金が免除もしくは減額されたり、申請によって交付される金額の合計です。
ところで、なぜ補助金のところが(仮)になっているのでしょうか?
実は、補助金の一部の金額が、2019年1月の時点では未定であるからです。
ここの金額は2018年(平成30年)の補助金と同額と想定したものであり、2019年は減額される可能性も無いとはいえません。
あくまで目安として捉えてください。
ではプリウスPHVの補助金の中身について見ていきましょう。
プリウスPHVの補助金の内容
プリウスPHVの購入によって、受けられる免税や減税、交付金について以下の3つがあります。
● エコカー減税
● グリーン化特例
● CEV補助金
それぞれを詳しく紹介していきますね。
エコカー減税
優れた燃費性能を持つ車や、CO2など排出ガスが基準値以下で環境にやさしい車に対する減税制度です。
プリウスPHVの場合は購入時に自動車重量税と自動車取得税が100%免税となります。
これだけで約11万~13万円の税金の支払いが免除となるので大きいですね~
グリーン化特例
購入して翌年度の自動車税の75%を減税してくれるものです。
プリウスPHVは1.8リットルのエンジンを搭載していますので自動車税は1.5リットル超~2.0リットル以下となり39,500円です
この金額の75%が減税されるので差し引くと支払う自動車税は約10,000円となります。
ちなみに消費税が10%となる2019年10月以降の自動車税は36,000円と少し減額されます。
この場合、プリウスPHVで支払う自動車税は約9,000円となります。
CEV補助金
CEV(クリーンエネルギー自動車)の普及を目的に購入しやすくする優遇制度です。
本来は車両購入時に申請することで交付される補助金です。
この補助金制度は一般社団法人の次世代自動車振興センターが管理、運営しています。
2017年と2018年(平成30年度)のプリウスPHVのCEV補助金は20万円でした。
残念ながら平成30年度の予算は2018年12月の時点ですべて使い切ってしまいましたので、2019年1月以降はCEV補助金を申請できません。
引用:http://www.cev-pc.or.jp/
安心してください。CEV補助金が廃止されたわけではありません。
2019年4月に新たな予算をもとにCEV補助金が設定される見込みですので、2月や3月にプリウスPHVを契約した場合は、CEV補助金が確定する4月を待って申請することになります。
2018年の事例では2月1日~4月27日の間に新規登録した車は、6月30日までに申請すれば交付されています。
ただ、CEV補助金の管轄は次世代自動車振興センターなのでトヨタも勝手な案内ができない立場です。
このためCEV補助金の扱いについて、ディーラー営業マンでも誤解している人が多いようですね。
ちなみに冒頭でも説明しましたとおり2019年のCEV補助金が昨年度と同じ20万円になるかは不明です。
...というのも、新車登録でエコカーの割合が増えたきたため今まで通りの金額が用意されるかわからないためです。
なお、このCEV補助金は申請しないともらえませんので、プリウスPHVの契約時に営業マンと申請をどうするか相談しましょう。
誰が何をするのか明確にしておかないと気付けば申請期限が過ぎていたということもあり得ますよ。
他にも補助金があるかも?
地方自治体が設けている優遇制度で受け取れる補助金もあります。
ただ、個人ではなく事業者が対象となっている補助金や融資制度が多いですね。
東京都江東区など個人利用の購入でも100,000円が交付されるところもあれば、助成が全く何もないところなど様々です。
お住まいの地方自治体で優遇制度がないか調べてみましょう。
行動しないともったいないですよ。
こちらから検索できます。
プリウスPHV 補助金の申請方法は?
具体的に申請が必要なのはCEV補助金です。
2019年は消費税増税という一大転機がありますので申請台数が増えることが予想されます。
このため2019年も早い段階で予算を使い切ってしまう可能性が高いので、早い段階でアクションが必要です。
1.次世代自動車振興センターで用意されている申請書を送付します。
申請書はディーラーにお願いするかこちらから入手します。
→CEV補助金のご案内
必要事項を記入し次世代自動車振興センターへ郵送または宅配業者で発送します。
2.次世代自動車振興センターで書類審査が行われます。
審査には2ヵ月くらいかかる見込みです。
審査の進捗状況はコチラで確認ができます。
3.補助金の交付
補助金の交付が確定すると確定通知書が郵送されてきます。
約1週間程度で申請書に指定した口座へ入金されます。
注意!補助金を返納しなければならないことも!?
プリウスPHVを購入してCEV補助金を受け取った場合、4年という最低保有年数が定められています。
ローンなど購入形態は関係なく、4年間は勝手に売却することが出来ないきまりです。
事故で修復不可能な状態で廃車にするしかない場合や、申請者が死亡したとかでもない限り例外は認められません。
しかし、それでも保有年数を待たずに手放すことは可能です。
ただし、4年以内に売却すると補助金の返納が必要になってきます。
手放す(売却する)場合は次世代自動車振興センターで用意されている申請書に記載する必要があり、その申請時に定められた返納金額を納めることになります。
返納金額は保有年数によって変化するので減価償却みたいなものですね。
しかし、保有義務を忘れていたか、そもそも保有年数があることを知らなかった人がうっかり売却することもあるでしょう。
そうすると、しばらくして次世代自動車振興センターから返納命令が書面で送られてくることになります。
たとえ、送られてこなくても新しく入手した車がCEV補助金支給対象であれば、そこで確実に要求されることになるでしょう。
プリウスPHVの補助金 まとめ
プリウスPHVの補助金は自動車の取得税、重量税の免税と自動車税の減税、CEV補助金の3つです。
免税や減税はいいとして、CEV補助金は申請が必要となります。
今回、記事を書くにあたっていくつかのディーラーで確認しましたが、CEV補助金に関しては営業サイドでも認識にバラつきがあることがわかりました。
トヨタのお客様相談センターにたずねても「次世代自動車振興センターに聞いてくれ」と案内されます。
残念ながらCEV補助金は2019年度の予算が確定するまで、2019年2月から4月の間は見切り発車で契約するしかありません。
ただ、そろそろ補助金が減額されてもおかしくない状況になってきています。
消費税増税前の駆け込み需要も予想されるため、プリウスPHVを検討されているなら2019年は早い段階で決断されることをおススメします。
商談、契約に備えて、マイカーの下取り金額も把握しておきましょうね!
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