マツダ復活の転機となったCX-5は、2代目となった現行モデルも国内のみならず海外でもヒットを飛ばしています。
そこに国内投入されたCX-8も3列シートのSUVとしてたちまち人気となっています。
そこでCX-8とCX-5の2台について大きさはもちろん、細かい装備も含めて違いをまとめてみました。
CX-8とCX-5の違いは？ サイズや取り回しを比較
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
見た目でもっとも大きな違いとなるサイズや取り回しを比較してみましょう。
CX-8はCX-5より全長で355mm、全高で40mm、ホイールベースで230mm大きい寸法となっています。
プロポーションが似ていても、これだけ全長やホイールベースが違えばもはや別物ですね。
CX-5はSUVということで全高が高く大きく見えますが、全長ではプリウスより短いサイズに収まっています。
引用:https://www2.mazda.com/ja/
対してCX-8の4900mmは、ほぼクラウンに匹敵するサイズで、さすがに大きさを意識せずにはいられません。
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また、それに比例して最小回転半径が5.9mのため、駐車場やUターンの取り回しで切り返しを迫られることも出てくるでしょう。
まあ、すべてはゆとりのある3列シートや広大なラゲッジスペースを手にする代償ですね。
全幅はどちらも1850mmを切っていますが、いずれにしても全高があるので立体駐車場には入りません。
室内長はCX-8が3列シートに対応しているため、なんと800mmのアドバンテージがあります。
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最低地上高は、なぜかCX-5が10㎜高くなっていますが、CX-8でも200mmもあるのでアウトドアでかなりの道を選ばずに進入できるでしょう。
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CX-8とCX-5の違いは？ エンジンを比較
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/
CX-8はデビュー当初2.2Lディーゼルのみでしたが、途中からガソリンエンジンが追加されました。
CX-8のエンジンラインナップ
・2.5Lガソリン自然吸気エンジン
・2.5Lガソリンターボエンジン
・2.2Lディーゼルターボエンジン
CX-5のエンジンラインナップ
・2.0Lガソリン自然吸気エンジン
・2.5Lガソリン自然吸気エンジン
・2.5Lガソリンターボエンジン
・2.2Lディーゼルターボエンジン
引用:https://www.mazda.co.jp/
いずれも2.2Lディーゼルターボエンジンが売れ筋でマツダの一押しのエンジンでもあります。
ただ、ディーゼルエンジンはダメというニーズもあるため、2018年にガソリンエンジンのラインナップを充実させてきました。
ちなみにCX-8もCX-5も同じエンジンを搭載しているものの、性能や特性が異なっています。
2.2Lのディーゼルターボエンジンの諸元を比較してみると．．．
CX-8：190ps／45.9kg･m
CX-5：175ps／42.8kg･m
CX-8は車体サイズがひと回り大きく重量がかさむため、馬力もトルクも引き上げられています。
しかし実際に乗り比べると約200kgの重さが響き、CX-5の方が明らかに出足が軽いです。
CX-8は車体の性格に合わせたような重厚な走行フィールとなっており、キャラクターごとに異なるチューニングがなされています。
CX-8とCX-5の違いは？ エクステリア（外装）を比較
エクステリアを細かい違いを見ていきます。
まず、一目でわかるのがフロントグリルの内部デザインですね。
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CX-8が横線のメッキ状のフィンを並べたデザインに対して、CX-5はメッシュタイプとなっています。
CX-8が高級なイメージを、CX-5はスポーティーなイメージが与えられていますね。
次にサイドのウインドウ周りのクロームメッキモールです。
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CX-8はウインドウの全周を囲んでいますが、CX-5はウインドウ下部のみとなっています。
こちらもあえてイメージに合わせたものなのでしょうね。
テールランプユニットの形状も異なっています。
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CX-8のテールランプユニットは少し横長でデザインも違うものが採用されています。
また、CX-8は左右のテールランプをつなぐガーニッシュが追加され、よりワイド感が強調されています。
その他、CX-8のL packageにはルーフレールが標準装備となっています。
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CX-8とCX-5の違いは？ インテリア（内装）を比較
マツダの国内ラインナップにおいてフラッグシップとなるCX-8は、インテリアも他のモデルと差別化されています。
CX-8のL package（375万円～）のインテリア画像です。
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ダッシュボードとドアトリムの木目パネルは木目調プリントではなく何と！「本木目」が使用されています。
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本木目パネルを標準装備にしているのは国内モデルでも圧倒的に価格が高いレクサスくらいしかありません。
おそらくCX-8の価格帯では唯一の採用でしょう。
スイッチパネルはピアノブラック、その周りにはアルミ調の加飾が施されています。
シートとドアトリムは「ナッパレザー」です。
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センターコンソールのカップホルダーにもメッキの加飾があります。
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パワーシートのスイッチもメッキ処理の金属調に仕上げられています。
こういうところまでこだわっている車って800万近い高級車のレベルです。
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こちらはCX-5のL package（301万円～）のインテリア画像です。
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パッと見た目にはわかりにくいですが、CX-5のL packageは、CX-8のL packageに比べて素材で見劣りするところがあります。
CX-8が登場するまではCX-5の内装も十分過ぎるレベルでしたが、さすがに比較してしまうと気になってしまうのでしょう。
そのため2列シートのCX-5にも上質なインテリアを望む声が多かったのか、L packageより装備レベルを上げたExclusive Modeという特別仕様車（365万円～）が追加されました。
引用:https://www2.mazda.com/ja/
シート素材にナッパレザーやダッシュボードやドアトリムに本木目パネルが採用されており、CX-8のL packageと同等の上質な内装が提供されています。
スイッチパネルの周りにアルミ調の加飾もありますね。
引用:https://www2.mazda.com/ja/
この他、グレードに関係なく内装の違いとしてセンターコンソールパネルがCX-8はCX-5より50mm以上高くなっており、このセンターコンソールパネルを囲むようにクロームメッキのモールが施されています。
CX-8とCX-5の違いは？ 車両本体価格
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/grade/
いずれも「XD」が2.2Lクリーンディーゼルエンジンモデルです。
CX-8
25S 289万円
25S PROACTIVE 325万円
25T PROACTIVE 374万円
25S L Package 375万円
25T L Package 424万円
XD 4WD 360万円
XD PROACTIVE 369万円
XD PROACTIVE 4WD 392万円
XD L Package 422万円
XD L Package 4WD 446万円
CX-5
20S 257万円
25S 279万円
20S PROACTIVE 280万円
25S L Package 301万円
25S PROACTIVE 302万円
25S L Package 4WD 324万円
25T L Package 332万円
25T L Package 4WD 355万円
25T Exclusive Mode 365万円
25T Exclusive Mode 4WD 387万円
XD 288万円
XD 4WD 311万円
XD PROACTIVE 311万円
XD L Package 333万円
XD PROACTIVE 4WD 334万円
XD L Package 4WD 355万円
XD Exclusive Mode 365万円
XD Exclusive Mode 4WD 388万円
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CX-8とCX-5の違いは？ まとめ
引用:https://www2.mazda.com/ja/
CX-8とCX-5の違いについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか？
公式サイトやカタログではわかりにくい内容を中心に取り上げてみました。
この2台、3列シートの有無で選択されがちですが、それだけではありません。
CX-8はロングボディのおかげで、2列目シートを使用していても広大なラゲッジスペースを持っています。
荷物や道具をがんがん積み込んでアクティブに活動し運転も楽しみたいという欲張りなドライバーならCX-8は唯一の選択肢になるのかもしれませんね。
引用:https://www2.mazda.com/ja/
CX-8やCX-5は正統派SUVとしてクリーンディーゼルなど優れた走行性能とユーティリティ（使い勝手）など高い実力をもっています。
また、安全支援システムの自動ブレーキも夜間の歩行者を認識するなど、トヨタと並んでトップクラスの検出精度です。
あと、個人的に魅力を感じたのが、マツダ コネクトがApple CarPlayとAndroid Autoに対応したことです。
引用:https://www2.mazda.com/ja/
しかし、それ以上に注目してほしいのが、この2台のインテリア（内装）の仕上りです。
今回の比較で実際に車内をみて、ただただ上質な内装に驚かされるばかりでした！
ぜひ、レクサスのNXやRXと見比べてもらいたいのですが、見た目はもちろん手触りにいたるまでまったく負けていません。
というか超えている個所もいくつかあります。
車両本体価格が500万円以下の車でこれだけコストかかかっているモデルはないのではないでしょうか？
車を所有しているなら車内は一番時間を過ごす場所となります。
その車内の内装が素晴らしいことは、所有する満足感をきっと高めてくれることでしょう。
CX-8とCX-5、どちらにするか大いに悩んでくださいね（笑）
キャッチ画像引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/
キャッチ画像引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
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