よく新型モデルを試乗したり実車を見る機会があり装備をチェックしてみると、どうも輸入車はヘッドライトの機能について注意が必要ということがわかってきました。
今回は、そんな輸入車のヘッドライト事情についてまとめてみました。
LEDヘッドライトの次はオートマチックハイビームの普及へ
以前は国産車でも輸入車でもLEDヘッドライトが欲しければ上級グレードを選ばなければならないといった意地悪?な仕様のモデルが多かったのですが、最近ではLEDヘッドライトが普及し標準装備のモデルが増えてきましたね。
さすがに今時ハロゲンはないですよね~、一度キセノンやLEDを知ってしまうと、もうハロゲンには戻れません。
さて、LEDヘッドライトになったのはいいとして、次のステップとしてオートマチックハイビームが欲しくなります。
引用:https://toyota.jp
警察でもハイビームを奨励しているように、ハイビームとロービームでは照射エリアがまるで違うので走行シーンによってはハイビームを多用することで危険の早期発見につながります。
このハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるのが、オートマチックハイビーム(ハイビームアシストなどメーカーによって呼称が異なります)です。
もちろん手動で切替れば済む話ですが、対向車や先行車がいたことでロービームに切り替えてそのまま走行してしまうことがあるのではないでしょうか?
その点、オートマチックハイビームなら対向車や先行車がいない限りハイビームに切り替えてくれるので安心できます。
これは快適装備ではなく、あった方がいい安全装備といえます。
国産車ではヤリスやフィットなどコンパクトカーを含む普通車だけでなく、軽自動車でも(これは偏見ですね)オートマチックハイビーム機能を装備したモデルが増えており普及が進んでいます。
ところが、輸入車では最新モデルを含めて、この便利機能がないモデルが多いことがわかってきました。
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メルセデス Aクラス/Bクラスの場合
「ハイ、メルセデス」の呼びかけでドライバーの問いかけに応えてくれるMBUXや世界トップクラスの安全・運転支援システムを搭載したAクラス/Bクラス。
ヘッドライトももちろんLEDですが、オートマチックハイビームより更に進化したアダプティブハイビームアシスト・プラスという機能が用意されています。
このアダプティブハイビームアシスト・プラスというのは対向車や先行車だけハイビームの照射をコントロールしています。
引用:http://www.mercedes-benz.jp/
この機能はAMGラインというパッケージオプションとして設定されており、オプション価格は約26万円となっています。
引用:http://www.mercedes-benz.jp/
このパッケージにはAMGスタイルのバンパーやスポイラー、専用ホイールなど内外装のグレードアップも含まれていて非常にコストパフォーマンスが高いのですが、やはり不要な人もいることでしょう。
では、このAMGラインを装着しない場合のどうなるか?というと手動操作でハイビーム/ロービームの切替が必要になってきます。
つまりAクラス/BクラスのAMGライン非装着車は、ヘッドライトの機能に関しては軽自動車のエントリーグレード並みというのが実情なのです。
BMW 1シリーズの場合
新型1シリーズはLEDヘッドライトが標準装備となっています。
これとは別にアダプティブLEDヘッドライトがオプション設定となっています。
引用:https://www.bmw.co.jp/
こちらもメルセデスベンツと同じくパッケージオプションに含まれており、27万円のビジョンパッケージを装着する必要があります。
このパッケージにはヘッドアップディスプレイやオートマチックハイビームに相当するハイビームアシストが含まれていますが、メルセデスベンツに比べると割高感は否めませんね~
そして、やはりビジョンパッケージ非装着車は手動操作でハイビーム/ロービームの切替が必要になってきます。
やっぱり!!
VW ゴルフの場合
輸入車として登録台数の多いVWゴルフはどうでしょうか?
モデル末期に差し掛かり現在では装備が充実しているMeisterという特別仕様車が上級グレードとなっています。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/catalog/golf.html
ダイナミックライトアシストが、メルセデスやBMWに設定されているアダプティブヘッドライトに相当しますが、Meister以外はオプションで選択することすらできません。
また、このダイナミックライトアシストは動作条件が60km/h以上となっており、使用出来るシーンがかなり限られています。
残念ながらゴルフに至っても事情はメルセデスやBMWと同じといっていいでしょう。
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輸入車のヘッドライト事情 まとめ
主にCセグメントの輸入車についてヘッドライトの機能について事情をお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか?
最近の輸入車のヘッドライトの機能は手動操作か高機能なアダプティブヘッドライトの2択しかないケースが多いのです。
別の記事でも書きましたが、まさか高級車でオートマチックハイビームがないとは驚きでした。もちろんモデルによっては例外もありますが売れ筋モデルでこの現状です。
ゴルフはモデル末期ですが、新型に切り替わったA/Bクラスや1シリーズでこういう状況だったとは...
さすがにCクラスや3シリーズなどDセグメント以上になるとまた事情は変わってきます。
まあ、コストを削減したかったのはわかりますがフォルクスワーゲンはまだいいとしてもプレミアムブランドのメルセデスやBMWはこういうところで差別化して欲しかったですね~
..と、このようにオートマチックハイビーム(ハイビームアシスト)がないからダメだとまとめていますが、これは人によって捉え方も変わってくるかもしれません。
行動エリアが都会や交通量の多い高速道路だとそもそもハイビームにする機会がないので問題ありませんが、通勤や送迎で郊外や山道を走るとなるとこの機能があるとないとでは大違いです。
そして、車の購入するときオプション選定の段階で、この辺りの事情がスタッフから説明されているのかという点も気になりました。
このあたりのことをスタッフが把握出来ているのかも怪しいです。
なのでもし以前、国産車に乗ってオートマチックハイビームを愛用していたドライバーが、知らずに購入するときっとショックを受けることになるでしょう。
車の機能において、付いてて当たりまえという装備が少しづつ増えてきましたが、車選びのときは普段使っている機能についてチェックリストを作っておくことおススメします。
ということで今時の輸入車のヘッドライトについてのお話でした!
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