コネクティッドカーという言葉をご存知でしょうか?
「つながる車」ということでトヨタが提供しているT-Connectサービスについて詳しく紹介しています。
また、コネクティッドカーとして登場したカローラスポーツで実際に使ってみた感想も述べています。
Tコネクト(T-Connect)とは?
引用:https://toyota.jp/tconnectservice/
Tコネクト(T-Connect)とはDCMと呼ばれる車載通信機を車に装備し、T-Connectのスマートセンターを介して提供されるオンラインサービスです。
トヨタが2018年に発売したクラウンとカローラスポーツが、初のT-Connectによるコネクティッドカーとなりました。
オペレーターによる目的地案内や盗難や事故における緊急対応、ディーラーで故障など車の状態を把握できるなど様々なサービスが用意されています。
リアルタイムで最新の情報が提供され、渋滞状況などはDCMを搭載した車同士で情報を共有できます。
また、LINEを使った目的地設定や自車の位置確認などセキュリティに関してスマートフォンのアプリで確認や操作が出来るようになっています。
これらの機能は新車登録時から3年間は無料で利用でき、その後も有料で提供されます。
トヨタは今後、他社にも呼びかけてサービスのさらなる普及を目指しています。
Tコネクト(T-Connect)どんな機能があるの?
車を使用するうえで必要と思われる様々な情報の取得や管理ができるサービスが用意されています。
Tコネクト(T-Connect) オペレーターサービス
24時間365日対応のオンラインサポートデスクです。
周辺スポットやお店の案内、夜間や休日に対応してくれる医療機関の案内など様々な情報の検索を代行してくれます。
検索結果を了承すると自動的にT-Connect対応ナビゲーションに目的地設定がおこなわれます。
また、目的地設定だけでなく、ロードサービスの取次や天気予報、ニュースの案内までおこなってくれます。
ちなみにクラウンのみ、レストランやホテルの予約、航空券の手配、さらにレンタカーや保険会社の取り次ぎまでサポートしています。
Tコネクト(T-Connect) リモートメンテナンスメール
走行距離や保有期間など、車の使用状況に合わせてディーラーから点検や車検の案内をメールで通知するサービスです。
音声で読み上げてくれるので走行中でも内容を把握することが出来ます。
その通知メールに返信するかたちでディーラーへ入庫予約や問い合わせができるようになっています。
Tコネクト(T-Connect) ヘルプネット
ケガや急病時にヘルプネットのボタンを押すとヘルプネット専門のオペレーターにつながり、車の位置情報の確認と必要に応じて警察や救急車を手配してくれます。
エアバッグ作動時は自動でヘルプネットのオペレーターに接続されます。
さらに車両の破損状態から重症が想定される場合にはD-call Net(ドクターヘリの早期出動要請の判断をおこなう)に対応しています。
Tコネクト(T-Connect) マイカーSecurity
車の異常(盗難や鍵のこじ開けなど)を検知するとメールや電話、スマートフォンのアプリを通じて通知するセキュリティサービスです。
以下の機能が含まれています。
・電話やメールによるアラーム通知
・オペレーターによる車両の位置追跡
・警備員の派遣
・エンジン始動通知
・カーファインダー(車の駐車位置をスマートフォンのアプリで表示)
・うっかり通知 (ドアロックやウインドウの閉め忘れ)
どの項目を通知するか、メールか電話か設定することができます。
普段使いでは、スマートフォンのアプリを使って広い駐車場で自車位置を確認したり、ウインドウやドアロックのかけ忘れの通知のお世話になることになりそうですね。
Tコネクト(T-Connect) eケア
車の警告灯の点灯時に接続ボタンが表示され、押すことでeケアコールセンターもしくはディーラーにつながります。
eケアコールセンターもしくはディーラーがT-connectを通じて車の状態を確認し状況に応じた措置をドライバーにアドバイスしてくれます。
なお異常が発生した場合はあらかじめ登録したディーラーに情報が届くしくみになっています。
その他、エンジンオイルの量やスマートキーのバッテリー残量、警告灯などの情報をもとに必要に応じてメンテナンスのアドバイスがスマートフォンフォンのアプリに通知されます。
Tコネクト(T-Connect) マップオンデマンド
エンジンを始動したときやカーナビゲーションで目的地設定をおこなうと自動で最新の地図データがダウンロードされます。
通常、カーナビゲーションの地図データは更新データがあることを知るきっかけが乏しく更新にも手間がかかっていましたが、自動的にダウンロードがおこなわれるため手間いらずで最新データを入手出来ます
特に新しい高速道路の開通については最短で即日反映されます。
新車購入時のT-Connectに登録後、3年間は無料ですが、それ以降は有料サービスとなります。
Tコネクト(T-Connect) Tルート探索(プローブ情報付)
VICSの渋滞情報や予測情報、他のT-Connect対応車の走行情報をリアルタイムに収集して最適な走行ルートを案内します。
ルートが決まって走行を開始した後でも、約20分間隔とインターチェンジやジャンクションに差し掛かったときに、その時点で渋滞や事故による通行止めなどの情報をもとにルートの再検索がおこなわれます。
Tコネクト(T-Connect) エージェント(音声対話サービス)
音声入力による検索サービスです。
こちらはオペレーターではなくAI(人工知能)と対話するイメージで、サービスの一環として各自動車メーカーが競うように対応していますね。
たとえば「お腹がすいた」とか「近くのマクドナルド」、「近くの救急病院」などを明確に目的地を指定せずに検索が可能です。
検索結果から任意の目的地を選択するとT-Connect対応ナビゲーションに目的地設定がおこなわれます。
また、目的地設定だけでなく「今日の運勢は?」や「なぐさめて!」といった要求にも対応してくれます(笑)
ほかにもWEB検索や駐車場検索、自車位置を特定の相手にメールで知らせる機能などもあります。
また、T-Connect対応ナビゲーションで使用できるアプリがいくつか用意されています。
なんと!オービスの情報を教えてくれるアプリもあります(笑)
また、T-Connectサイトにログインすればマイカーの走行距離や燃費など様々なステータスを確認できます。
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Tコネクト(T-Connect)の機能を試してみました
DCMが搭載されているカローラスポーツでT-Connectを利用することが出来ます。
T-Connectはオンラインサービスのためスマートセンターと通信可能であることが前提になります。
天井に設置されているヘルプネットのボタンの下にある緑のランプ、もしくは画面上部に表示されているDCMの通信強度を表すインジケーターで確認できます。
...ということで実際に気になる機能を試してみました。
T-Connect オペレーターサービスを使ってみた
実際にオペレーターサービスを使って目的地を検索してみます。
オペレーターサービスを選択すると、即座に発信され電話と同じように「プルルルル」と呼び出し音が鳴ります。
初めて使うときはドキドキしてしまいました(笑)が、しばらくしてオペレーターにつながりました。
(ただ、時間やタイミング次第では、オペレーターにつながるまで待たされることもありました)
今回は「近くのマクドナルドを探して」とお願いすると早速オペレーターが検索にとりかかってくれます。
すぐに「お待たせしました」と返事があり、口頭で候補をいくつか提示されます。
「○○km先にマクドナルドXX店、さらにXXkm先にマクドナルド***店が見つかりました」
お店の場合は営業中のところを選んで案内してくれています。
その中から任意の目的地を伝えると、それを受けてオペレーターが自車のT-Connect対応ナビゲーションに目的地情報を送信してくれます。
あとはカーナビゲーションに表示されている地点を目的地設定とすれば、検索と目的地設定の完了です。
機能自体はエージェント(音声対話サービス)も同じですが、オペレーターサービスは人間相手なのでニュアンスやあいまいな情報でも検索してくれるところがいいですね。
目的地情報検索におけるコンシェルジュサービスといっていいいでしょう。
従来のカーナビゲーションの検索では該当するジャンルがわからなかったり、情報が古くて見つからないということもありましたが、そんなわずらわしさから解放してくれるため頻繁に利用するようになりました。
T-Connect マイカーSecurityは日常的に活躍!
マイカーSecurityは車の盗難や不正アクセスによる開錠だけでなく、常に車の状態を教えてくれます。
エンジンを始動したりドアロックをせずに車から離れているとこのようなメールが届きます。
スマートフォンの専用アプリで状態を一覧でチェックすることも可能です。
リモート操作でドアをロックすることも可能です。
Tコネクト(T-Connect)はLINEでも使えます
T-Connectに登録するとLINEのアカウントも使えるようになります。
目的地設定は車から離れた場所でも出来るので便利ですね。
目的地を登録すると残りの燃料から航続可能距離を見て給油が必要かどうかを教えてくれます。
また現地のお天気をたずねることも可能です。
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Tコネクト(T-Connect)搭載モデルは?
引用:https://toyota.jp/tconnectservice/
2019年2月の時点でDCMが標準搭載されているT-Connect対応モデルです。
利用にはDCMやT-Connectの登録手続きが必要です。
アルファード
ヴェルファイア
カローラスポーツ
クラウン
プリウス
プリウスPHV
Tコネクト(T-Connect)で実現したコネクティッドカーの機能を紹介 まとめ
引用:https://toyota.jp/tconnectservice/
T-Connectで提供されているサービスはいかがだったでしょうか?
全容を理解するのが大変なほどサービスが充実しています。
通常のカーナビゲーションの目的地検索や設定は車の停車時しか操作できませんが、このT-Connectの検索サービスなら会話や音声入力のため走行中でも操作できるのが個人的に一番ポイントが高いです。
また、Tコネクト(T-Connect)で実現したコネクティッドカーの恩恵はナビゲーションの目的地設定だけでなく、自車情報の管理にも使えます。
これなら高価なセキュリティ対策などもはや必要がなく、さらにいつでも自車位置が追跡できるので安心感もあります。
実際に使ってみると特にドアロックやウインドウの開閉状態がスマートフォンでチェックできたり、通知してくれるので助かります。
コネクティッドカーの利点として他の車と情報を共有することで、Tルート探索のようにリアルタイムで状況に応じたルート変更がおこなわれます。
車のアクセル開度から道路の混雑状況やワイパーの作動から局地的な天候も把握できるのが自動車メーカーの強みですね。
さらにドライバーからの検索需要も重要な情報となるでしょう。
また、最近急速に普及しているトヨタのJPNタクシーは最適な配車が可能になるためタクシー会社の了承のもと、ビッグデータの収集元となっています。
いろんな業界から「そんなのズルい!」と聞こえてきそうですね。
ただ、自車位置や車の状態まで情報がスマートセンターで管理しているわけですから、プライバシーもあったものではありませんよね。
どうしても嫌な場合は、DCMを有効にする手続きをおこなわずT-Connectも契約しなければOKです。
でもグーグルでも、すでにグーグルマップの渋滞情報は位置情報の使用を許可しているユーザーから、位置情報や移動速度を取得して実現していますので同じことをトヨタも始めたということに過ぎません。
日本で40%ものシェアを持ち、世界有数の自動車メーカーであるトヨタが本格的に動き出したことで、これからはコネクティッドカーが当たり前の時代へと突入したようです。
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