モデルチェンジでEV走行距離が2倍以上に伸びたこともあり、プリウスPHV(プラグインハイブリッド車)は、一気に普及が進んでいます。
プリウスPHVの魅力はわかっても新車だと予算オーバーという人も多いのではないでしょうか?
プリウスPHVの中古車を狙うべく、相場や補助金など見逃せない情報をまとめています。
プリウスPHVの中古車はねらい目!? モデル情報
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
2012年1月に初代プリウスPHVが登場、2017年2月には2代目プリウスPHVにモデルチェンジしています。
これまでに様々な装備の見直しなどマイナーチェンジが実施されてきました。
ここではプリウスPHVの中古車を狙うにあたり、年式や改良の内容について把握していきましょう。
初代 35系
引用:https://toyota.jp/
2012年1月 初期モデルを販売開始
2012年11月 オプション追加
・100V/1500WのAC電源をオプション設定
・スマートフォンアプリで充電管理やエアコン操作が可能に
2013年9月 一部改良
・ボディ剛性を強化し乗り心地の向上や振動、ノイズの低減
・内装の素材にソフトパッドなど取り入れ加飾を追加し質感を向上
2014年8月 一部改良
・ゴールドをあしらったガーニッシュなどを追加した「スパークリングゴールド」オプションを追加
2015年6月 一部改良
・シート表皮の変更
・LEDヘッドランプ、ヘッドランプウォッシャーを標準装備
・「L」と「G レザーパッケージ」のグレードを廃止
前述したとおり、初代のプリウスPHVはボディ剛性の強化や内装の質感アップのマイナーチェンジが実施しています。
走りや見た目(内外装)の違いがはっきり判るレベルなので初代プリウスPHVを狙うなら、2013年9月以降のモデルをおすすめします。
ただ、初代プリウスPHVは割高感が強く販売台数が限られていましたので選択肢が少ないですね。
2代目(現行モデル)52系
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
2017年2月 2代目モデルを販売開始
2017年9月 スポーツグレードの追加
・「S」および「S“ナビパッケージ”」をベースにした「GR」モデルを追加
2017年12月 特別仕様車の追加
・「S”Safety Plus”」、「S”ナビパッケージ・Safety Plus”」、「A”Utility Plus”」を追加
ノーマルプリウスと違い、トヨタセーフティセンスが全グレードで標準装備(Sグレードは無しも選択可能)となっています。
プリウスPHVの中古車はねらい目!? 相場情報
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
プリウスPHVの中古車の相場を見ていきましょう。
プリウスPHVの中古車登録状況
大手中古車検索サイトのグーネットで調べた情報をまとめてみました(2019年5月8日調査)
初代
登録台数:133台
車両本体価格:53~219万円
新車価格:293~420万円
2代目(現行モデル)
登録台数:211台
車両本体価格:210~395万円
新車価格:326~422万円
予算別 選択できるモデルの状況
引用:https://www.goo-net.com/php/search/summary.php
支払い総額で各予算別に購入できるモデルをまとめています。
100万円まで
いずれも走行距離が10万kmに達する初代モデルが中心になります。
ノーマルプリウスとあまり変わらない値段で買えるのでお得かもしれませんね。
150万円まで
走行距離が5万km以下の初代モデルが多数選べます。
また希少なレーダークルーズコントロール付きのモデルも選択肢に入ってきます。
200万円まで
走行距離が3万km以下の初代モデルが多数選べます。
この程度の走行距離であればバッテリーの劣化の心配は皆無といっていいでしょう。
250万円まで
ここまでくると2代目(現行モデル)も選択できるようになってきます。
しかも走行距離2万km以下のものが、たくさんあり安心して選べるようになります。
2代目(現行モデル)が登場してまだまだ日が浅いので過走行の車もほとんどありません。
300万円まで
2018年式のものや上級グレードの「A」や「Aプレミアム」も選択肢に入ってきます。
現行のプリウスPHVの売りである11.6インチの縦型モニターも選べます。
新車のノーマルプリウスの中間グレードと同じ支払い総額になってくるので、下手にノーマルプリウスの新車を狙うよりいいかもしれませんね。
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プリウスPHVの中古車はねらい目!? おすすめグレードや装備は?
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
初代モデルはノーマルプリウスとの差別化が乏しく、EV航続距離も26kmと実用性にやや欠けていたため販売台数も少なく話題にもあまり挙がりませんでした。
また走行距離の多い車も多く、あえて初代モデルを狙うメリットは少ないといえます。
やはり中古車でプリウスPHVを検討しているなら現行の2代目を狙いたいですね。
(もちろん、初代は初めから眼中にない人がほとんどだと思いますが...)
現行モデルを検討しているなら11.6インチの大画面モニターが気になる人が多いでしょう。
実はあの縦型モニターは実際に使ってみてると思ったほど使い勝手がいいとはいえません(個人の主観です)
横幅は9インチや10インチのナビよりも小さいうえに視線移動も多く、おまけに動画を見る手段がありません。
またエアコン操作の一部もスイッチではなくタッチパネルによる画面操作になるためブラインド操作ができません。
中古車にはほとんど何らかのナビゲーションが装着されているため、個人的にはナビゲーションよりも「A」グレード以上をおすすめしたいところです。
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
「A」グレードと「S」グレードには見た目ではわかりにくい大きな差があるのです。
下のグレードとなる「S」に比べて「A」には次の内容が含まれています。
・急速充電機能
・上級ファブリックシート
・ヘッドアップディスプレイ
・パワーシート
・遮音ガラスや防音対策など
パワーシートを除いてはいずれも毎日車を使用するうえで、恩恵を受けるものばかりです。
特に急速充電に対応していることは出先で充電できる安心があるので大きな差だといえます。
ちなみに17インチアルミホイールのツーリングセレクションはメリットが見た目だけで、燃費などでデメリットの方が多いのでおすすめしません。
プリウスPHVの中古車はねらい目!? 補助金はどうなる?
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プリウスPHVはエコカー補助金(CEV補助金)の対象車となります。
中古車で購入した場合、エコカー補助金ってもらえるのでしょうか?
結論からいって、ほぼもらえる確率はゼロと思っていいでしょう。
まず、エコカー補助金の交付は1台につき1回限りなので、最初の所有者が申請していれば資格はありません。
また、エコカー補助金の交付申請は、新車登録時から約1年以内と定められていすため、それを以降は最初の所有者でも申請出来ません。
プリウスPHVを中古車で購入した場合、エコカー補助金をもらえるケースとしては以下の条件が必要です。
・最初の所有者がエコカー補助金の交付申請をしていない
・新車登録時から1年未満であること
さらに新車登録時から1年以内となると最新モデルなので、販売価格や値引きを考えても中古車購入のメリットがほとんどないと思われます。
したがって中古のプリウスPHVを購入する場合は、エコカー補助金はもらえないと思ってくださいね。
プリウスPHVの中古車はねらい目!? バッテリーは大丈夫?
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プリウスPHVに限りませんが、バッテリー走行が可能な車ではバッテリーの劣化が気になるところです。
みなさんがお使いのスマートフォンも充放電を繰り返すことで、徐々に使用時間が減っていくのと同じですね。
初代モデルはバッテリーの性能低下を促進する急速充電には対応していないため極端な劣化は考えにくいと思われます。
ただ、過走行の車が多くバッテリー以外で普通の車として消耗部品の確認が必要です。
一方、現行モデルとなる2代目はまだ登場して日が浅く、それほどバッテリーの消耗に神経質になる必要はないでしょう。
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プリウスPHVの中古車はねらい目!? まとめ
引用:https://toyota.jp/request/webcatalog
プリウスPHVの中古車について相場の情報などお届けしましたがいかがだったでしょうか?
プリウスPHVはノーマルプリウスに比べてバッテリーのコストが重くのしかかり新車価格が高価です。
しかし中古車の場合なら新車より価格差は驚くほど差が縮まっています。
そのためプリウスPHVは下手に新車で購入するより中古車を狙った方がかなりお得なのです。
現行モデルになってEV航続距離が実質約50kmにまで伸びたことで、普段使いにはすべてバッテリー走行で済ませることが可能になりました。
実用性の高いPHVとしてプリウスPHVはあなたのよきパートナーとなってくれることでしょう。
ところでプリウスPHVの中古車を買うとき、間違ってもそのまま今の愛車を下取りに出してはいけません。
必ず中古一括査定サイトを活用してご自分の愛車の価値を把握しておいてくださいね!
キャッチ画像引用:https://toyota.jp/request/webcatalogディーラーに下取りしたらもったいない!!
あなたの愛車、走行距離が
たとえ10万キロや20万キロであろうと、
値段がつかないとあきらめてはいけません。ディーラーで下取りは絶対損です。
クルマ一括査定サイトを利用して
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30万で買い取ってもらいました!!!ディーラーで下取り価格が20万円だった車が
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