2020年9月に発売されるGRヤリスのラインナップにCVT仕様のRSグレードがあります。
お手軽な2ペダルということもあり次期マイカー候補として密かに気になっていました。
このGRヤリスRSグレードについて仕様や価格についてまとめています。
2020.9.6更新 納期をコメント訂正しました
GRヤリス RSグレードの仕様
引用:https://toyotagazooracing.com/
GRヤリス 1st EditionのRZグレードは2020年6月で事前予約の受付が終わって価格や詳細が判明してきましたが、トランスミッションにCVTを採用するRSグレードはプロトタイプの外観や内装、基本的なスペックしかわかっていません。
現時点で判明しているRSグレードのスペックは以下の通りです。
引用:https://toyotagazooracing.com/
車体サイズやホイールベース、タイヤサイズはRZやRCグレードと共通です。
GRヤリスはWRC（世界ラリー選手権）のトップカテゴリーのワークスカーのベース車両として開発されたものです。
ボディ剛性を上げるための2ドアや広いトレッド、専用ボディ形状など様々な点でヤリスと差別化されています。ボンネットをはじめ高価なアルミが多用されています。
ただし、RZやRCグレードに搭載される1.6Lターボエンジンのトルクに対応できるCVTがないこともあり、RSグレードのエンジンはヤリスに搭載されている自然吸気の1.5L3気筒エンジンが採用されています。
まあ、これは仕方がないのかもしれません。
エンジンのスペックを見る限り、最高出力も最大トルクもヤリスと全く同じ値なので、使用燃料はRSもレギュラーガソリンなのでしょう。
気になったのが車両重量の1,130kgです。
同じエンジンを搭載するヤリス(2WD/Zグレード)が1,020kgなので100kg以上RSの方が重くなっています。
これは、GRヤリスがフロア後半を上のクラスのプリウスやカローラで採用されているGA-Cプラットフォームを使いリアサスペンションをダブルウィッシュボーンに変更している点が大きいと思われます。
世界のあらゆる路面状況で戦うことが前提で開発しているのでノーマルのヤリスのトーションビームではまずいのでしょう。
さらにボディ剛性を上げるため補強も入っています。
このような事情もあり、GRヤリスのボディシェルがノーマルのヤリスに比べて重くなっています。
RZやRCグレードはハイパフォーマンスエンジンなのでこのハンディは問題ありませんが、RSだけはヤリスと同じエンジンです。
ただ、ボンネットやドアパネルにアルミを採用したりカーボンルーフはRSグレードにも反映されていました。
CVT仕様とはいえGRヤリスとして高剛性ボディが手に入るのはうれしいのですが、ノーマルヤリスと同じエンジンスペックだと加速性能で見劣りしないか気になりました。
しかし同じくヤリスより100kg重いヤリスクロスの自動車ジャーナリストのインプレッションを見るとまんざらでもない感じじゃないですか！
そして実際にプロトタイプのRSを試乗した自動車ジャーナリストは軒並み高評価です。
ギア比などうまくチューニングされているのかもしれませんが、どうやら100kg増のネガは気にするレベルではなさそうで安心しました。
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GRヤリス RSグレード見積もりと先行予約は？
引用:https://toyotagazooracing.com/
2020年7月19日の時点ですでにRSグレード見積もり作成や先行予約の受け付けが始まっているようです。
早速、見積もりをもらってきました。
総額で350万オーバーだと!? ワナワナ．．．
ここは落ち着いて内容をチェックしていきましょう。
まず、RSグレードの車両本体価格は2,650,000円です。
意外にお安いと思ったら、これには自動ブレーキなど安全・運転支援システムが一切含まれていません。
ノーマルヤリスに相当する安全装備が必要なら「予防安全パッケージ」というオプションを選択する必要があります。
予防安全パッケージの詳細は以下の通りです。
・次世代Toyota Safety Sence
・インテリジェントクリアランスソナー+リヤクロストラフィックアラート
・レーントレーシングアシスト
・バックガイドモニター
・ブラインドスポットモニター
・自動防眩インナーミラー
・オートフロントワイパー（雨滴感知式）
・ステアリングスイッチ
・カラーヘッドアップディスプレイ
価格は251,900円となります。
結構高いな～と思ったらヘッドアップディスプレイまで含まれているんですね～。
パッケージオプションなので付けるか付けないかの2択になりますが、競技専用で使用しない限りこのオプションは必ず必要でしょう。
T-connect対応ナビゲーションシステムやETC、有料ボディーカラーやシートヒーター＆ステアリングヒーター、コーティングを含めた結果、総額で350万円オーバーとなっています。
予防安全パッケージとナビゲーション、ETCなど最低限のオプションを選択したとしても最低で総額で335万円になります。
手間と時間がかかっている特別ボディーを手に入れることを考えれば妥当な金額なのかもしれません。
そしてこのGRヤリスのRSグレードですが、7月の時点で先行予約が可能であることを教えてもらいました。
先行で受注が始まったRZグレードから生産が始まりますが、RSの生産は別枠らしく8月の時点で早ければ11月納期となるそうです。
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GRヤリス RSグレード(CVT仕様)が気になる！価格や納期は？ まとめ
引用:https://toyotagazooracing.com/
GRヤリスのCVT仕様であるRSグレードの性能（仕様）や価格について情報をお届けしましたがいかがだったでしょうか？
RZはスペックを見てすごいパフォーマンマンスなのは想像がつきますが、RSはサプライズ的に出来がいいみたいですね。
一応、価格や納期は見えてきましたがGRヤリスの高剛性ボディとヤリスのノーマルエンジンの組み合わせがどういうフィーリングなのか今から試乗が楽しみです。
RSグレードは台数限定というわけでもなく納期も長い話なので少し様子を見てから動いて遅くはないと思います。
快適な車よりも運転が楽しい車に目覚めた私として、このGRヤリス RSは次期マイカーの有力候補の1台になりました。
引き続き、GRヤリスについて新しい情報があればまた更新していきますね。
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