2020年9月に発表・発売が開始されるGRヤリスですがCVT仕様のRSグレードが注目されています。
そのGRヤリスRSグレードについて外装(エクステリア)をじっくり見てきましたので紹介しています。
2020.9.5更新 エモーショナルレッドの画像を追加
GRヤリス RZグレードとRSグレードの見た目の違いは?
GRヤリスが気になっているあなたならすでに1.6Lターボ+6速MTのRZとRC(競技用)、1.5LNA+CVTのRSがあることはご存知でしょう。
1.6Lターボはハイパワー4WDマシンとしてWRC(世界ラリー選手権)のワークスモデルのベース車両でありパフォーマンスも別格です。
ただ、これは普段使いでは持て余す上にマニュアルトランスミッションのみということでハードルが高い存在です。
対してヤリスと同じ1.5LNAエンジンに発進ギヤ付きCVTを搭載するRSグレードなら2ペダルで誰でも運転が可能、おまけに燃費もいいエンジンなので多くの人がこのグレードに注目しています。
今回、外観(エクステリア)でRZグレードとRSグレードを見比べてみました。
カーボンルーフを含めたボディーはもちろん、同じホイールとタイヤということで一目見ただけでは違いが判りません(笑)
外観で見分けるポイントとしては2点あります。
リアのバックドアについてるGR-FOURバッチ
さすがにRSには何もありません(笑)
ブレーキローターのサイズ
コチラがRZの大径ブレーキローター(スリットが入ってる!!)
そしてコチラがRS。さすがに見比べると歴然とした差があります。
他にもフロントのラジエターグリル越しの大型ラジエターでもわかりますが、これは注視しないと気付かないレベルでしょう。
…ということでGRヤリスに詳しくない人にとっては違いなんてわかりません。
これはRZオーナーからすれば不満でしょうけど、RSオーナーにとっては嬉しいですね。
ついでにボンネットを開けてエンジンもチェックしておきました。
こちらがRZの1.6Lターボエンジン。
そしてこちらがRSの1.5Lエンジンです。
ボンネットはアルミ製なのでとっても軽いです。
いずれもRZ Highperformanceのエクステリアです。
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GRヤリス RSグレードの気になる外装(エクステリア)は?
ではRSグレードのGRヤリスのエクステリアをじっくり見ていきます。
ボディーカラーはスーパーホワイトⅡです。スタッフによるとこれはあくまでプロトタイプだと念を押されました。
数あるGRモデルの中でも、プロポーションでここまでベースモデルとかけ離れたモデルは例がありません。
すべてはラリーに勝つための車に仕上げた結果ということで、所有欲を満たしてくれます。
ノーマルのヤリスより全長は55mm長い3995mm、全高は40mm低い1460mmです。
画像で見ている分には少し抵抗があったのですが、不思議なことに実際に目にするとあまり違和感がありません。どっしり感がハンパないです。
全幅はノーマルヤリスより110mmも広い1805mmです。
正面はヘッドライト形状から辛うじてノーマルヤリスの面影がありますね。
そしてGRモデルでお馴染みの長方形の大きな開口部を持つフロントマスクは横長のラインが多いのでワイド感が強調されています。
バックドアは限りなくノーマルヤリスとほぼ同じ形状ですが、GRヤリスはアルミ製です。
いや~何度見てもリアフェンダーの張り出しは圧巻です。ただ、個人的にはテールランプ周りのデザインがノーマルヤリスと同じなのでフェンダーとアンマッチングな印象を受けます。
フロントマスクの中央部分はほとんどが開口部で占められています。
実はつい最近までバンパー両端の造形は単なる飾りのデザインだと思っていましたが、しっかり空力を考慮した形状なんだとか...
ラジエターグリルのサイドにあるブレーキダクトはフタが付いていて貫通していません。(RZのHighPerformanceのみ貫通)
LEDフォグランプは標準装備です。
LEDヘッドライトも標準装備でヘッドライトユニットの上面には模様が入っています。
サイドミラーはどのボディーカラーでもブラックで統一されています。
こうしてみると3ドアとしてしっかりクーペルックになっています。
サッシュレスなのでドアを開けるとウインドウが少し下がる仕様になっています。
そして注目のカーボンルーフ!保護のためなのかカーボン調のフィルムが貼り付けてあります。
リアのホイールアーチの後端には空力対策の小さな突起があります。
タイヤサイズは225/40R18、ダンロップのSP SPORT MAXX050を履いています。
ホイールはRZと同じく日本刀をモチーフにしたENKEI製鋳造アルミホイールでピッチ114.3の5穴仕様です。
意外にもリアのコンビネーションランプやウインドウ周りの形状はノーマルヤリスに近いですが、スポイラーの形状や大きさは違います。
テールランプはLEDです。
1.5LNAエンジンにもかかわらず2本出しマフラーはいいですね。
デュフューザー周りはピアノブラックになっています。
気になったのがフロントフェンダー周りでチリが合っていないこと。プロトタイプだけであって欲しい。
エモーショナルレッドのRSもどうぞ。
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GRヤリス RSグレード(CVT仕様)の外装(エクステリア)をチェックしました まとめ
GRヤリスのCVT仕様であるRSグレードの外観(エクステリア)について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
コロナの影響でGRヤリスの展示も完全予約制となっていましたが、40分間独占して観察することが出来ました。
エンジンとブレーキ、トラスミッションに駆動方式はRSとその他のグレードで違いがありますが、エクステリアではほとんど同じものが手に入ることがわかりました。
うれしいことに上級グレードと同じアルミ製のボンネット、ドアパネル、バックドアに加えてカーボンルーフを装備した強化ボディーが車両本体価格265万円です。
安全装備は別途費用がかかりますが、かなり良心的な価格設定でしょう。
まだ試乗は出来ませんが、ブレーキはエンジンの性格上仕方がないとして1.5Lエンジンでも楽しめる車に仕上がっているようですね。
鋭意開発を進めてきたGRヤリスでしたが、残念ながら2021年シーズンのWRCは現行型を継続使用することが決まっています。(ホモロゲ取得が間に合わない?)
さらに2022年からレギュレーションでハイブリッド車に変わってしまうため新開発1.6Lターボを搭載したGRヤリスのワークスカーは幻となりそうです。
今回紹介したRSグレードですが、すでに7月から先行発注したお客さんが増えているそうです。
スタッフさんの説明ではRSグレードの生産は2021年2月からになるとのことで、今後納期が延びていくのは間違いないでしょう。
私も実車を見てますます次期マイカー候補として現実味を帯びてきました。悩ましい...
引き続き、GRヤリスについて情報をお届けしていきますね。
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