アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? 相場や補助金の疑問にお答えします

世界で最も売れているPHV(プラグインハイブリッド車)といえば三菱のアウトランダーPHEVです。

デビュー以来進化を続けてきたアウトランダーPHEVの魅力はわかっていても新車だと予算オーバーという人も多いのではないでしょうか?

そこでアウトランダーPHEVの中古車をねらうべく、相場や補助金など見逃せない情報をまとめています。

アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? マイナーチェンジ情報

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

2013年1月にアウトランダーPHEVが登場して以来、改良を続けられており2018年8月にはエンジンを変更する大がかりなマイナーチェンジが実施されてました。

ここではアウトランダーPHEVの中古車を狙うにあたり、年式や改良の内容について把握しておきましょう。

同じ年式でもマイナーチェンジの前後で見た目や装備の違いが出てくるので注意が必要です。

2013年1月 アウトランダーPHEVデビュー
初期モデル投入

 

2014年5月 一部改良
・フロントバンパーのフォグランプ周りのデザイン変更
・フロントシート(運転席・助手席)にシートヒーターを設定
・一部グレードでスマートフォンから空調やタイマー充電の操作が可能に
・「G Premium Package」にホワイトのレザーシートを設定

引用:https://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/products/

2015年7月 マイナーチェンジ
・フロントマスクを「ダイナミックシールド」デザインに変更
・ヘッドランプ、ポジションランプ、リアコンビランプをLED化
・バンパー下部にスキッドプレートを追加
・ツートンカラーの設定
・内装の加飾を追加
・ステアリングのデザインと表皮をレザーに変更、
・運転席シートヒーター、ステアリングヒーターを標準装備に
・吸音材の追加など遮音対策
・サスペンションのマウント部の剛性強化
・バッテリーによる航続距離の向上
・ハイブリッドの燃費の向上
・誤発進抑制機能のオプションを追加
・「E」、「G」グレードが廃止されあらたに「M」グレードを設定

 

2017年2月 一部改良
・制御の見直しでEV走行シーンが増加
・4WDLOCkモードでハンドル操作のコンロトール性能の向上
・ショックアブソーバーの改良と、リアのブッシュを変更
・EV走行重視の「EVプライオリティモード」の追加
・急速充電の充電時間を約5分短縮
・「e-Assist」の自動ブレーキで歩行者検知機能を追加
・斜め後方からの接近車両の警報をオプション設定
・後退時に左右後方からの接近車両の警報をオプション設定採用
・オートマチックハイビーム(ハイ・ロー自動切替)の採用
・ブレーキホール機能を追加
・車線逸脱警報の精度向上と警報タイミングの最適化
・ビルシュタイン製ダンパーやボディ剛性を強化した「S Edition」を追加

 

2017年11月16日 特別仕様車の追加など
・予防安全技術「e-Assist」を標準装備とした特別仕様車「G Limited Edition」を設定
・100V AC電源(1500W)を全車標準装備に

 

2018年8月23日 マイナーチェンジ
・エンジンを2Lから2.4Lに変更
・駆動用バッテリーの容量増加
・バッテリーによる航続距離の向上
・ボディ剛性の強化
・静粛性の向上
・内装パネルのデザイン、材質の変更
・パワーメーターの追加
・フロントシートの形状の見直し
・ヘッドランプのデザイン変更、ハイビームのLED化
・アルミホイールや外装デザインの変更
・リアスポイラーを全車標準装備
・「G」グレードの設定
・後席足元にエアコン吹き出し口を追加
・すべてのウインドウのオート開閉機構、挟まれ防止機能の追加
・自動ブレーキと誤発進抑制機能を全車標準装備に
・充電中でもエアコンの利用が可能に
・「M」グレードの廃止

 

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

アウトランダーPHEVを選ぶ上で2015年7月のマイナーチェンジは気になるところでしょう。

平凡?だったフロントマスクが三菱自動車の新しいデザインアイコン「ダイナミックシールド」が取り入れられてアクティブなイメージに一変!

個人的には、初期のフロントデザインは大人しすぎると思っていたので、このエクステリアの変更でアウトランダーPHEVが一気に気になる存在になりました。

 
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アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? 相場情報

アウトランダーPHEVの初期モデル

大手中古車検索サービスのグーネットの情報をまとめています。(2019年3月26日調べ)

アウトランダーPHEVの中古車登録状況

登録台数: 495台
車両本体価格: 113.4~469万円

予算別 選択できるモデルの状況

支払い総額で予算別にどのようなモデルが選べるかまとめてみました。

200万円まで
この予算でもなんとか2015年のマイナーチェンジ後(ダイナミックシールド採用)のアウトランダーPHEVが手に入ります。
走行距離5万kmを超えてくるでしょうが、修復歴がなければ狙っている人も多いかも?

250万円まで
これだと走行距離3万km前後の2015年のマイナーチェンジ後のアウトランダーPHEVが豊富にあります。
2015年のマイナーチェンジモデルを狙うならこのくらいの予算は欲しいところです。

300万円まで
2017年式の改良モデルも選択肢に入ってきます。
これ以降の年式になると自動ブレーキで歩行者を検出してくれるので安心感が違います。
また、信号待ちでブレーキを踏んでいなくてもすむブレーキホールド機能があるのも見逃せません。

350万円まで
ここまでくると2018年8月のマイナーチェンジで放出された試乗車など2.0Lモデルの最新タイプが選べます。
2018年登録の車だと基本的な安全装備はほぼ標準装備されており、色の選択肢が出てきますね。

 

おすすめのグレードや装備は?

2018年8月の排気量アップを伴うマイナーチェンジ以前のモデルであれば、最低でも先進安全技術「e-Assist(イーアシスト)」を標準装備した「G Safety Package」を選びたいところです。

これの一つ上のグレードでナビゲーション+αが標準装備となる「G Navi Package」では新車価格で30万円以上の開きがあり、コストパフォーマンスが悪くなります。

それに中古車の場合は社外品のナビゲーションがほとんど装着されているので問題ありません。

また、大容量のバッテリーを有効活用できるAC100V1500Wのサービスコンセントはぜひともおさえたい装備です。

AC100Vコンセント

 

中古車検索サービスのグーネットで検索条件に装備を追加する手順は以下の通りです。

1.車種を選択したあとの画面で、「さらに条件を絞る」を選択します。

引用:https://www.goo-net.com

2.欲しい装備にチェックを入れて検索します。

引用:https://www.goo-net.com

アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? 補助金はどうなる?

アウトランダーPHEVはれっきとしたエコカーなので、エコカー補助金(CEV補助金)の対象車です。

中古車で購入した場合、この補助金がもらえるか気になるところです。

結論からいって、もらえる確率はゼロに近いでしょう。

まず、エコカー補助金の交付は車両に対して1回限りなので、前の所有者が申請していれば資格はありません。

また、エコカー補助金の交付申請は、新車登録の年度内とされており、それを過ぎれば新車オーナーであっても申請することはできません。

つまり2018年モデルであっても2019年3月で申請できなくなります。

中古車としてアウトランダーPHEVを購入した場合で、エコカー補助金をもらえるケースとしては以下の条件が必要です。

・最初の所有者がエコカー補助金の交付申請をしていない
・新車登録時の年度内に購入した(今年度)

ディーラー登録車であっても、エコカー補助金の交付申請をしていない車両って、すごいレアケースだと思われます。
(申請を忘れていた?)

さらに今年度の新車登録モデルであれば必然的に販売価格が高くなり、新車の値引きを考えても中古車購入のメリットがほとんどありません。

したがって、中古のアウトランダーPHEVを購入する場合はエコカー補助金は縁がないと思ってくださいね。

 
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アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? バッテリーなど注意点は?

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/usp/performance.html

アウトランダーPHEVに限りませんが、バッテリー走行が可能な車ではバッテリーの劣化が気になるところです。

みなさんがお使いのスマートフォンが充放電を繰り返すことで、徐々に使用時間が減っていくのと同じですね。

車に使用されているリチウムイオンバッテリーも短時間の急速充電で頻繁に充放電を繰り返していれば劣化する可能性があります。

ご自分のアウトランダーPHEVのバッテリーがどれだけ劣化しているかは三菱自動車のディーラーで容量測定をしてもらえばわかります。

新車登録時から8年以内または16万km以内で容量が70%未満ならメーカーの容量保証対象となり交換が受けられます。

ただ、この容量測定には2日がかりの作業で約1万円の費用がかかります。

また、新車登録時の保証サービスを継承されていない中古車の場合は、事前に12か月点検相当の整備(有償)を受ける必要があります。

それでも、中古車に対しても条件付きで補償してくれる三菱自動車の姿勢には拍手を贈りたいです。
(某メーカーも見習ってもらいたいものです)

容量測定では、一旦完全放電してから充電されるためバッテリーのセル間の電圧格差がなくなり、これにより測定前より航続距離が増えたオーナーさんもおられます。

アウトランダーPHEVを購入されたときは、一度最寄りのディーラーに相談してみてはいかがでしょうか?

ちなみに少しでもバッテリーの劣化を抑えたければ、日々の充電は出来るだけバッテリーにとって優しい普通充電(高温になりにくい)をおすすめします。

 

アウトランダーPHEVの中古車はねらい目!? まとめ

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

三菱自動車自慢のアウトランダーPHEVの中古車の相場や補助金、注意点についてお届けしましたがいかがだったでしょうか?

アウトランダーPHEVは、EV走行のみならず大容量バッテリー搭載で災害発生時にも大活躍しています。

またランサーエボリューション譲りの優れた4輪制御技術が与えられており、走る楽しさも持ち合わせた魅力一杯のモデルです。

ただ、バッテリーのおかげで車両価格が高めとなっており、同クラスのSUVに比べると約100万円ほど予算が必要です。

それでも中古車であれば道は開けてきます。

ここは災害に備える意味(笑)で思い切ってアウトランダーPHEVを狙ってみてはいかがでしょうか?

プリウスPHVとアウトランダーPHEV 維持費や燃費、乗り心地など徹底比較!

2019年2月10日
キャッチ画像引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

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