ポルシェ911カレラS(997)のかっこいいエクステリアや衝撃のインテリア

ポルシェ911カレラSのエクステリア

997型という旧モデルですがポルシェ911カレラをドライブすることができました。
誰もが知っているスポーツカーですがエクステリアやインテリアをじっくり見る機会って少ないはず。
今回は試乗インプレッションに続いて内外装を紹介しています。

今回紹介するポルシェ911カレラS(997型)

今回紹介する車はポルシェ911としては6代目にあたり2004~2011まで生産されていた997型のカレラSの前期モデルとなります。
ポルシェ911カレラSのエクステリア
以前の996型はヘッドライト形状が世界的に不評だったことで、997型では原点回帰で昔の丸目で復活したという経緯があります。
996型911カレラ
引用:https://www.porsche.com/

エンジンは水冷の水平対向6気筒、排気量は3.6Lと3.8Lがあり、後期モデルでは直噴化されました。
トランスミッションは前期モデルでは6速MTとティプトロニックという5速ATが選べましたが後期モデルでDCT(2ペダルMT)に置き換わりました。

ポルシェ911カレラS(997型)のエクステリア

ポルシェ911カレラS

全長:4425mm
全幅:1810mm
全高:1310mm
ホイールベース:2350mm
最小回転半径:5.1m

サイズ的に普通の乗用車からかけ離れていないので街中での取り回しも悪くありません。
トレッドが広く太いタイヤを履いてる割には意外ですね。
ただし911に限った話ではありませんが、最低地上高が低い(120mm)ので、これだけには意識する必要があります。

ポルシェ911カレラSのエクステリア
ポルシェ911カレラSのマフラー

サイドは伝統的なクーペスタイルが継承されています。
ポルシェ911カレラSのサイドビュー
実はこの車、フロントバンパーがGT3という高性能バージョンのものに交換されていてノーマルではありません。
ポルシェ911カレラSのフロントマスク
リアもGT3仕様に準じた大型スポイラーが装備されていました。4本出しマフラーといい迫力ありすぎ。
ポルシェ911カレラSのリアビュー
タイヤは前後異径サイズとなっています。フロントは235/35ZR19、リアは295/30RZR19で60mmもリアが広い!!軽量化のためコストをかけたカーボンセラミックブレーキですが走行後の放射熱がすさまじい熱さでした。
ポルシェ911カレラSのカーボンセラミックブレーキ
リアにエンジンが収まっているのは何とも新鮮です。
ポルシェ911カレラSのエンジン
当然、ボンネット下はトランクスペースに。
ポルシェ911カレラSのトランク
ヘッドライトは丸目とはいえ縦にロー/ハイビームが配置されています。
ポルシェ911カレラSのヘッドライト
GT3のバンパーはルマン24時間レースに参戦したものと同じデザインです。虚飾を配した本物です。
ポルシェ911カレラSのGT3バンパー
これだけ迫力のあるリアフェンダーは911の専売特許ですね。
ポルシェ911カレラSのリアフェンダー

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ポルシェ911カレラS(997型)のインテリア

ポルシェ911カレラSのインパネ

新車価格で軽く1千万を超えるポルシェ911。そのインテリア(内装)にも以前から興味がありました。

ではまずはインパネから。
今見ればさすがに古さを感じるデザインでしょうけど、その分操作に戸惑うようなこともありません。包まれ感はなくコクピット感に乏しい...
ポルシェ911カレラSのインパネ

最初に目につくのはダッシュボード中央にあるこのメーター。アナログ式ストップウォッチでステアリング奥のレバーで操作します。
といっても実際に使っているオーナーさんはほとんどいないそうです。
ポルシェ911カレラSのストップウォッチ

ステアリングは、直径や断面サイズとも特に特徴はありません。チルトテレスコピックはこの997型から対応しています。
試乗インプレッションでも触れましたが、911ともなればステアリングの操作は重いだろうと予想していましたが、油圧パワステにしては意外に軽い印象です。
ステアリングスイッチはティプトロニックのシフトボタンがあり、左奥にはストップウォッチの操作レバーが生えています。
ポルシェ911カレラSのステアリング
メーターパネルは伝統の5連メーター。左から油温計、速度計、タコメーター、水温計&燃料計、油圧計が並んでいます。
ポルシェ911カレラSのメーターパネル

電動調整式の本革仕様のアダプティブスポーツシート。見ためはサポートが弱そうですが姿勢変化や身体がずれることもなく快適でした。ここはさすがです。
ポルシェ911カレラSの運転席

運転席から見た左後方視界です。クーペということを考えればとても優秀です。
ポルシェ911カレラSの左後方視界

アクセルペダルはオルガン式を採用。
ポルシェ911カレラSのペダル

バックミラーとマップランプ周り。
ポルシェ911カレラSのバックミラー

バイザーにはバニティミラーもあります。
ポルシェのバニティミラー

う~む、エアコンパネルやシフトレバー周りの造りを見てこの911がどこにコストをかけているかがよくわかります。ここを作りこんでも速さには関係ありませんがスイッチ類のプラスチッキー感が半端ない...
ポルシェ911カレラSのシフトレバー
サイドブレーキ周り。サイドブレーキの操作フィーリングもとても軽い!センターコンソールはシルバー塗装の樹脂製です。
ポルシェ911カレラSのサイドブレーキ

さすがにダッシュボードは革張り。
ポルシェ911カレラSの助手席

面白いのがカップホルダーで収納式になっています。意外に芸が細かい。
ポルシェ911カレラSのカップホルダー

グローブボックスの中はモケットが張られています。容量はミニマムサイズです。
ポルシェ911カレラSのグローブボックス

助手席の足元は左側面が張り出していてかなり狭いです。
ポルシェ911カレラSの助手席足元

こちらは運転席のドアパネルです。中央部は革張りで下部はモケットが貼られています。
やはりドアハンドルも含めてシルバー部分はすべて塗装した樹脂素材?が使われています。
ポルシェ911カレラSのドアパネル

ドアのアームレストは開閉式で小物入れになっています。珍しいですね。
ポルシェ911カレラSのドアポケット

後席は非常用サイズで86/BRZといい勝負です。小学生低学年までならOKかも?(ジュニアシートがいるな~)
ポルシェ911カレラSの後席
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ポルシェ911カレラS(997)のかっこいいエクステリアや衝撃のインテリア まとめ

ポルシェ911カレラSのエクステリア
997型ポルシェ911カレラSのエクステリアやインテリアを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

エクステリア(外観)については街中でも見かけることもあり、伝統的な基本フォルムが受け継がれているので違和感や驚きは少ないですね。
速さを第一に追求したスポーツカーの凄みが随所に見受けられます。

その迫力のあるエクステリアに対してインテリアは別の意味で衝撃的でした。
すがすがしいほどコストのかけ方が徹底していて、よくも悪くも感心してしまいました。

特に気になったのが、ウインカーレバーやサイドブレーキのタッチや音です。
軽い操作感はいいのですが、パーツの剛性感が何気に乏しく発する音も安っぽい...見た目は仕方がないとして頻繁に操作する部分にしては質感は「え~!?」の連続でした(笑)
こういうものなんでしょうかね~

もちろんこれ以降のモデルだと改善されているでしょうけど、997型911は華美な演出やキャビンの快適性とは無縁です。
ボルボやVWなど輸入車には時々乗りますが、普段カローラやプリウスに乗っている立場からみてまったく別世界の車なんだとあらためて認識させられます。

その代わり、ある程度速度がのれば車を操っている実感がある楽しい走りが出来ます。
ポルシェをドライブ
独自の視点でこの車の試乗インプレッションもアップしているのでチェックしておいてくださいね。

ポルシェ911カレラS

プリウス,カローラ乗りのポルシェ911カレラSの試乗インプレッション

2020年5月31日

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